ショートドラマを活用した新しいマーケティングの形
株式会社GOKKO(東京)は、4社共同で「ショートドラマ・マーケティング・ラボ」を立ち上げ、ショート動画市場の活性化を目指しています。このプロジェクトには、電通やセプテーニ、emoleが参画しており、ショートドラマを中心とした新たなマーケティング手法を提供することが目的です。
プロジェクト発足の背景とマーケットのニーズ
SNSの普及やスマートフォンの普及に伴い、ショート動画市場は急速に成長しています。特に情報の速さよりも共感を求める顧客が多く、企業はしっかりした「物語」を通じて訴求する必要があります。ここで重要になるのがショートドラマです。短い尺で視聴者の感情を動かすストーリー性を持ち、視聴者との強いエンゲージメントを築けるコンテンツとして、企業のマーケティングにも新たな価値をもたらします。
このプロジェクトは、各社の専門家たちが集まり、マーケティング成果の向上を図る専門チームを編成します。ショートドラマの制作だけでなく、その効果を定量的に可視化し、熟練のノウハウを駆使して顧客に新しいブランド体験を提供します。
GOKKOの役割と強み
GOKKOは、縦型ショートドラマ制作の先駆者としてプロジェクトに参画。SNS発のヒット作『お兄ちゃんのままでいて』や『届かぬ祝福』など、TikTokで話題となった作品を数多く手掛けています。これらの作品はZ世代の共感を呼ぶストーリー構築力と、縦型映像ならではの独創的な演出技術が活用されており、視聴者の感情と企業のメッセージをつなぐ役割を果たします。
特に、GOKKOの実績は顕著で、464本以上の作品と憑依的な累計再生数は100億回を突破。SNSのフォロワー数も560万人を超え、ショートドラマ領域での圧倒的な優位性を持っています。
今後の展開と新しい広告手法
今後は、ブランデッドコンテンツの制作にとどまらず、ショートドラマから派生する短い切り抜き動画など、新たなフォーマットへの対応を考えています。また、プロダクトプレイスメントなど様々な広告手法を確立し、企業アカウントのIP化を視野に入れたブランド戦略も推進していく予定です。テクノロジーを駆使し、パートナー企業との協力を強化しながら、顧客のマーケティング活動にも密接に寄り添う姿勢を持って展開していきます。
今回の「ショートドラマ・マーケティング・ラボ」の設立は、視聴者との共感を生むための新たなアプローチを提供し、企業のブランド力向上に寄与することが期待されています。これからも、この取り組みから目が離せません。