新プログラム「アタマカラダ!」
2017-02-23 09:00:03
認知症予防に特化した新プログラム「アタマカラダ!ジム」とは
認知症予防に特化した新プログラム「アタマカラダ!ジム」とは
株式会社キャピタルメディカと株式会社ジェイアール東日本スポーツが共同開発した「アタマカラダ!ジム」は、軽度認知障害(MCI)の早期発見を促し、認知症の発症リスクを低減することを目的としたプログラムです。この新しい取り組みは、東京大学の富田教授が監修しており、信頼性の高い医療研究に基づいています。
認知症とMCIの現状
最近の厚生労働省の調査によると、65歳以上の高齢者の中で約15%が認知症を抱え、その前段階である軽度認知障害(MCI)の人々も多く存在します。特に、65歳以上の4人に1人は認知症またはその予備軍とされており、これに伴う社会的コストは年間で約14.5兆円に達します。この事実は、早期での介入がどれほど重要かを教えてくれます。
アタマカラダ!ジムの特徴
「アタマカラダ!ジム」は、以下の3つの主な要素から成り立っています。
1. 高精度な早期発見テスト
MCIの早期発見に非常に効果的なスクリーニングテスト「MoCA」は、医療現場でも広く使われている信頼性の高いツールです。これをICT化することで、被験者のデータを蓄積し、時間をかけてその効果を測定することが可能になります。
2. 科学に基づいた運動プログラム
富田教授の監修のもと、世界各国の学術論文を基にした運動プログラムが開発されました。このプログラムは、有酸素運動と脳機能を刺激するコンテンツを組み合わせており、認知症予防に特化しています。
3. 対象者の意見を反映したプログラム改善
クラーチという高齢者住宅において、このプログラムを先行導入し、実際の利用者からのフィードバックを受けながら改善を重ねています。これにより、実際の介護現場にも適した形に仕上げています。
効果と今後の展望
「アタマカラダ!ジム」を導入した高齢者住宅では、入居者とスタッフの双方から高い評価を得ています。学術的な根拠に基づいたプログラムに加え、飽きさせない工夫も施されており、利用者が楽しんで続けられることが重要視されています。クラーチでは、日常のレクリエーションにも彩りを加え、入居者の笑顔が絶えません。
今後、このプログラムの販売を進める予定です。高齢者の認知機能を保つために、社会全体での取り組みが求められる中で、「アタマカラダ!ジム」が一助となることを期待しています。
まとめ
「アタマカラダ!ジム」は、認知症の予防だけでなく、高齢者のQOL(生活の質)を向上させるための重要なステップです。株式会社キャピタルメディカや株式会社ジェイアール東日本スポーツの今後の活動に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社ユカリア
- 住所
- 東京都千代田区霞が関3-2-5霞が関ビルディング 19階
- 電話番号
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