エーアイスクエア、AI要約システム「QuickSummary」を発表
東京都千代田区に本社を置く株式会社エーアイスクエアは、AI技術を用いた新たな要約・分類システム「QuickSummary」を発表しました。このシステムは、ジェネシス・ジャパン株式会社が運営するGenesys AppFoundryに正式に登録されました。これにより、コールセンター業務の効率化が期待されています。
QuickSummaryの特徴
QuickSummaryは、テキスト化された通話データを自動的に要約し、分類を行う能力を備えています。従来のルールベースのシステムに代わるものであり、独自の機械学習技術を使用しているため、高い精度で業務特性に合わせた要約が可能です。さらに、必要に応じてお客様自身が編集できるツールも用意されているため、業務に特化した教師データを活用することで、さらなる精度向上が狙えます。
Genesys Cloudとの連携
QuickSummaryがGenesys Cloudと統合されることで、企業はコンタクトセンターにおける顧客の声をより良く理解し、活用することができるようになります。これにより企業活動はもちろんのこと、製品の改良にも寄与するでしょう。また、エージェントの負荷軽減、応対品質の均一化、さらにはトレーニングへの導入が促進されることで、全体としてのサービス向上が期待されます。
具体的な機能
QuickSummaryの主な機能には以下のようなものがあります:
1.
お客様の声の分析 - 問い合わせ内容の傾向をつかむことで、見えなかったニーズの発掘を行い、サービスや業務の改良に繋げます。
2.
質の安定化と効率化 - 自動要約機能により、応対履歴管理システムへの登録作業を大幅に削減します。
3.
応対履歴の一元管理 - 通話録音データを活用し、履歴のトレーサビリティを確保します。
4.
オペレーターの教育支援 - 重要な対話情報を抽出し、教育資料として利用することで、オペレーターの技能向上を図ります。
QuickSummaryとGenesys AppFoundry
Genesys AppFoundryは、ジェネシスが提供するカスタマーエクスペリエンスプラットフォームのマーケットプレイスで、エーアイスクエアのQuickSummaryが加わったことで、更にその魅力度が増しています。現在、350以上のアプリケーションがリストされており、顧客関係管理やアナリティクス、決済処理、AI活用など多岐にわたるサービスと連携可能です。
両社の将来の展望
エーアイスクエアとジェネシス・ジャパンは、今後もAI技術を駆使して新しいソリューションを提供し、コンタクトセンターの顧客体験を向上させるためのイノベーションに取り組みます。これは企業にとって、ユーザーの声に耳を傾ける重要なステップになるでしょう。
株式会社エーアイスクエアについて
a.i.squre.comは人工知能(AI)を活用したITサービス提供とコンサルティングを行っており、2015年の設立以来、成長を続けています。技術力と顧客指向の姿勢を大切に、様々な業界のニーズに応えています。
詳細については公式ウェブサイトをご覧ください:
エーアイスクエア