Filecoinを利用した新たなストレージサービス「FILPOWER」が登場
株式会社SIGOOT(本社:東京都千代田区)は、このたびFilecoinを活用した新たなストレージレンタルサービス「FILPOWER Powered by Filecoin Miner」を発表しました。この新サービスは、2020年に公開されたFilecoinメインネットを背景に、既存のストレージサービス「Filecoin Miner」をリニューアルした形です。
IPFSとは?
その前に、IPFS(InterPlanetary File System)について触れておきましょう。これは、インターネット上でのデータの急増という問題に対抗するために開発された分散型ストレージ技術です。米国シリコンバレーのProtocol Labs.が開発し、従来のHTTPに代わる新しいプロトコルを提供します。IPFSでは、データは複数のサーバーに分散して保管され、使用時にはファイルのハッシュ値を用いてアクセスします。これにより、耐障害性や負荷分散が向上し、より堅牢なデータ管理が可能になります。
Filecoinの登場
Filecoinは、このIPFSをもとに、ユーザー同士がストレージを貸し借りできるための分散型ストレージネットワークを実現しています。ストレージを提供したユーザーには、利用者が預けたデータの保管に対してFilecoinという暗号資産が報酬として付与される仕組みです。この分散型ストレージサービスは、世界的にも注目を集めています。
FILPOWERの特色
今回発表された「FILPOWER」は、次のような特徴を持っています:
1.
長期契約の提供:3年間の契約期間を設定。安定した利用が可能となります。
2.
分配保証:1TiBあたり40FILのデータ保管時の分配保証が行われます。
3.
競争力のある性能:他社のマイニングストレージに比べて、1TiBあたりの採掘枚数、ノードの安定性、データ処理効率が最高水準を誇ります。
新サービスの料金は77,000円(税抜)からで、さらに上位プランも用意されています。すでに「Filecoin Miner」の契約があるお客様には、FILPOWERを5%OFFで申し込みできるクーポンが配信される特典もあります。
株式会社SIGOOTの取り組み
株式会社SIGOOTは2010年にビジネスコンサルティングファームとして設立され、その後2020年からはIPFS技術を取り入れた世界ストレージ事業に注力しています。そして、日本におけるFilecoinマイニング用ストレージ機器のレンタル事業をスタートしました。
「FILPOWER」は、日本におけるIPFSの普及に資する重要な一歩です。今後もSIGOOTは、さらなるサービス拡充を目指して取り組んでいくことでしょう。
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