株式会社ROUTE06とグラファーの業務提携によるAI開発プロセスの革新
株式会社ROUTE06(本社:東京都千代田区)と、株式会社グラファー(本社:東京都渋谷区)が業務提携を結び、AIを活用したソフトウェア開発プロセスの革新を目指すことを発表しました。この提携により、両社は要件定義から設計、実装、リリースに至るまで、一貫してAIを取り入れた開発プロセスを企業に提供し、その定着を手助けします。
業務提携の背景
デジタルトランスフォーメーション(DX)を進める上で、要件定義は非常に重要な役割を持ちます。しかし、現状では要件定義の過程が担当者の経験やスキルに依存しているケースが多く、非効率なプロセスが問題視されています。ROUTE06が行った調査によれば、要件定義に関わる部長職相当では約60%がこの依存を課題と認識し、90%以上が自社における属人化を感じています。さらに、AI技術が進化しているにも関わらず、企業でのAI活用は個人依存に留まることが多く、全体最適な利用に至っていない非常に厳しい状況が報告されています。
このような状況を打開すべく、両社は企業から寄せられた「AIを用いた要件定義に加え、実装や運用まで一貫して支援してほしい」といったニーズに応えるために、この業務提携を結ぶことになりました。
提携の具体的内容
業務提携に基づき、ROUTE06は自社のAI要件定義プラットフォーム「Acsim」を導入し、実際の業務を可視化して課題の抽出や改善方針の整理を行います。このプロセスによって、要件定義を標準化・構造化し、プロジェクトの質を大きく向上させることが期待されています。加えて、グラファーは「Acsim」を利用した要件定義研修を提供し、チーム全体でのスキル定着を図ります。
さらに、グラファーが展開する「AI駆動開発プログラム」を通じて、設計からリリースに至る各プロセスでAIを活用し、効率的な開発を実現します。具体的には、バイブコーディングやAIペアプログラミングといった新手法を取り入れ、開発チームがAIを駆使できる体制を整備します。
提携による効果
この提携により、以下のような利点が見込まれています:
- - リードタイムの短縮:要件定義からリリースまでの時間を最大50%短縮することが期待されています。
- - 品質の向上:Acsimにより、誰でも一定の品質で要件定義や設計を行える環境が整えられ、プロジェクト全体の品質向上につなげます。
- - 全社的なAI活用の促進:AIを用いた開発プロセスがマネジメント層から現場メンバーまで浸透することで、組織全体がAIの力を最大限に活用できるようになります。
企業の声
ROUTE06の取締役、松本均氏は「グラファー社との提携により、要件定義の領域が強化され、AIを前提とした開発プロセスが企業に広がることを期待しています。これにより、日本のソフトウェア開発の生産性を根本から引き上げてまいりたい」とコメントしています。さらに、グラファーの代表である石井大地氏も「ROUTE06様との提携によって、開発の最上流にあたる要件定義でもAI活用の効率化が可能になり、全工程で新たなプロセスの実現を支援していきます」と語っています。
まとめ
今回はROUTE06とグラファーの業務提携をご紹介しました。この提携はAIを基にした新たなソフトウェア開発のモデルを提供し、業界全体の生産性向上へとつながることが期待されています。両社の次なるステップに注目です。