BIMで施工現場変革
2025-12-18 15:56:00

スパイダープラスが新機能を開発、BIM連携で施工現場が変革

スパイダープラスが推進する建設DXの新機能



スパイダープラス株式会社は、建設DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、オプション機能「S+BIM」に新たな機能「部材色塗り確認のレブロ連携」を開発し、提供を開始しました。この機能により、建設現場におけるBIM(Building Information Modeling)データの更新情報がリアルタイムに確認できるようになります。

現場状況を即座に把握



新機能は、工事計画や進捗記録に活用でき、現場に常駐しない設計者や管理者が無償で使用できるレブロビュアーを介して、現場の状況をリアルタイムで確認可能にします。これにより、情報共有の最適化が図られ、工事進捗の円滑な管理に寄与しています。

多様な関係者との調整



建設現場では、さまざまな関係者が日々調整作業を行っています。情報のスムーズな連携は、工事の進行に及ぼす影響が大きく、迅速な状況判断と発生課題の優先順位付けが可能となることが重要です。本機能の導入により、監理者や管理者は必要なデータをじかに確認し、現場管理の効率化を実現しています。

開発の背景と課題



スパイダープラスは、2023年8月に清水建設が始めた試験運用に伴い、現場スタッフの意見を基に「2D図面連携」や「オフライン機能」など、多数の機能を順次発表してきました。しかし現場でのSPIDER+の利用と本社・支店でのレブロの利用が別々であったため、情報の連携が課題となっていました。

BIMは3Dモデルに多様なデータを組み込める特性を持ち、S+BIMとレブロの連携により、工事進捗管理の向上と情報基盤の強化が図られています。清水建設は中期DX戦略に基づき、業務プロセスの標準化やデータ蓄積を進めており、これらの取り組みは生産プロセスの改革に寄与しています。

新たなBIM機能とレブロの役割



S+BIMは、新しいBIMソフトをインストールせずに、SPIDER+上で3Dモデルを視覚化できる機能です。これにより、従来の2D図面では伝えきれない情報を簡単に共有でき、現場でのコミュニケーションの円滑化を実現しています。

一方、レブロはNYKシステムズが開発した建築設備専用の3次元CADであり、高精度な設備モデルを作成することで、設計から施工、維持管理にわたる情報のスムーズな展開が可能になります。これは、設備業務の効率化へと繋がり、今後の建設業界のデジタル化に大きく貢献します。

まとめ



スパイダープラスの新機能「部材色塗り確認のレブロ連携」は、BIMデータを活用した革新的な試みであり、現場管理の効率化や生産プロセスの改良に寄与しています。これにより、建設業界ではDX化が一層進むことでしょう。スパイダープラスは今後も、現場の課題解決に向けた取り組みを続けていきます。


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会社情報

会社名
スパイダープラス株式会社
住所
東京都港区虎ノ門2-2-1住友不動産虎ノ門タワー27階
電話番号
03-6709-2830

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