ビハール州の健康支援
2023-05-26 10:44:35
インド・ビハール州で衛生習慣と栄養改善キャンペーン!JICA、ヤクルト、FC Nonoが連携
インド・ビハール州で衛生習慣と栄養改善キャンペーン!JICA、ヤクルト、FC Nonoが連携
2023年、インドのビハール州で、国際協力機構(JICA)、ヤクルト、そしてソーシャルフットボールチームのFC Nonoが連携し、画期的なキャンペーンが展開されました。その名も「Achhi Aadat(良い習慣)キャンペーン」。これは、子どもたちの健康増進を目的とした、衛生習慣と栄養管理に関する啓発活動です。
キャンペーンの目的と内容
このキャンペーンの狙いは、ビハール州の子どもたちに、健康な生活を送るための基礎となる衛生習慣と栄養管理の重要性を伝えることにあります。具体的には、石鹸を使った手洗い、爪の掃除といった基本的な衛生習慣に加え、バランスの良い食事の摂り方、栄養の重要性などが丁寧に指導されます。
対象となるのは、ビハール州ブッダガヤ地域の150名以上の子どもたちとその家族。FC Nonoが活動拠点とする地域の子どもたちや、学校、孤児院の子どもたちが中心となっています。
各団体の役割
キャンペーンでは、各団体がそれぞれの専門性を活かして活動しています。JICAは、衛生習慣の重要性と正しい方法を指導。ヤクルトは、栄養の重要性と健康的な栄養管理方法を伝授します。そしてFC Nonoは、スポーツを通して体を動かすことの大切さを子どもたちに教え、活動の場を提供します。
FC Nonoの活動
FC Nonoは、インドのカースト制度や性差別の中で困難な状況にある子どもたちを支援する団体です。サッカーを通して子どもたちの夢の実現を目指しており、栄養指導や将来的な雇用環境の創出など、幅広い活動を展開しています。今回のキャンペーン参加は、彼らの活動理念とも合致するものであり、子どもたちの健康的な成長に大きく貢献するものと期待されています。
キャンペーンの効果
このキャンペーンは、子どもたちの健康増進に留まらず、地域社会全体の衛生意識向上にも繋がることが期待されています。サッカーを通じて地域の人々を結びつけ、啓発活動の場を創出する試みは、途上国におけるスポーツの力と可能性を示すものです。
関係者からのコメント
JICAインド事務所の斎藤光範所長は、「聖地ブッダガヤでこのキャンペーンを実施できることを嬉しく思う。より多くの人に衛生的な生活習慣の大切さを伝えたい」とコメント。ヤクルトの天野英治社長は、「CSR活動を通じてインドの人々の健康増進に貢献したい」と述べています。また、FC Nonoの萩原望代表は、「子どもたちの夢の実現には衛生と栄養が重要であり、特に農村部ではその知識が不足している。本キャンペーンを通じて適切な知識を伝えられる機会を得られたことを嬉しく思う」と語っています。
まとめ
JICA、ヤクルト、そしてFC Nonoによるこの連携は、インドの子どもたちの健康と未来への投資と言えるでしょう。このキャンペーンが、ビハール州の子どもたちの健康改善に大きく貢献し、持続可能な社会の実現へと繋がることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人FC Nono
- 住所
- 京都府京都市西京区御陵大枝山町3丁目16番7号
- 電話番号
-
090-1483-5786