男女で異なる!熱中症対策の実態調査
株式会社mitorizが実施した熱中症対策に関するアンケート調査では、男女間で熱中症対策に大きな差が見られました。特に日傘や携帯扇風機の利用には顕著な違いがあり、男性は女性に比べて利用率が低いことが明らかになりました。また、水分補給や塩分補給についても興味深い傾向が見られます。
熱中症経験は4割以上!20代以下は6割超え
調査によると、45.5%の人が過去に熱中症か、熱中症に似た症状を経験したと回答しました。特に20代以下では6割を超える人が経験しており、若い世代での熱中症リスクの高さが浮き彫りになりました。
熱中症警戒アラートの認知度は8割!
2020年から運用が始まった「熱中症警戒アラート」の認知度は、全体の79.0%と高いことがわかりました。年代別では、年代が上がるにつれて認知度も高くなっています。外出時にアラートを意識している人は、全体の54.6%と過半数を占めており、熱中症対策への意識が高まっていることがわかります。
9割以上の人が熱中症対策を実施!
調査では、91.1%の人が何かしらの熱中症対策を実施していることがわかりました。年代別では、年代が上がるにつれて「全く対策をしていない」という回答が減少し、年齢を重ねるごとに熱中症対策への意識が高まっている傾向が見られます。
男女間で異なる熱中症対策
具体的な対策方法では、男女間で大きな差が見られました。
男性と比べて女性は
日傘をさす割合が約7倍高い
服装に気をつける、冷却グッズを利用する、携帯扇風機を利用する割合も高い
一方、男性は
* 塩分補給に「塩あめ」を好む傾向が見られる
これらの結果から、女性は男性よりも熱中症対策への意識が高く、具体的な対策も積極的に行っていることがわかります。
水分補給は水、スポーツドリンク、お茶が人気
水分補給では、男女ともに「水」が最も多く選ばれました。その次に男性は「スポーツドリンク」、女性は「お茶」という結果になりました。男性はスポーツドリンクを好む傾向があり、女性は健康面を意識してかお茶を好む傾向があるようです。
塩分補給は塩タブレットや塩あめが定番!女性の3割は梅干し
塩分補給では、「塩タブレット」や「塩あめ」が定番となっています。しかし、女性では3割近くの人が「梅干し」も積極的に摂取していることがわかりました。梅干しは、塩分補給だけでなく、疲労回復や食欲増進の効果も期待できます。
熱中症対策は万全に!
今回の調査結果から、熱中症対策は男女間で大きな差があることが明らかになりました。特に男性は、日傘や携帯扇風機など、女性に比べて利用率が低い対策方法があります。熱中症は、適切な対策を怠ると命に関わる危険性も孕んでいます。暑い季節は、男女ともに各自で適切な熱中症対策を行い、健康な夏を過ごしましょう。