AIで反りを制御
2026-10-29 13:17:10

三菱重工機械システム、AI活用の段ボールシート反り制御装置を世界初開発

三菱重工機械システムが実用化した世界初の反り制御装置



三菱重工機械システム株式会社(MHI-MS)は、段ボールシートの反り問題をAI技術で解決する装置を世界で初めて開発し、実用化を果たしました。この装置は、段ボール箱の多品種・小ロット生産に対応し、製造現場の生産性向上に寄与することが期待されています。

AIを活用した反り制御の仕組み



本装置は、段ボールシートの裏表の水分比の差から生じる反りを、AIが予測し制御するものです。MHI-MSが製造するコルゲートマシンに付属する電気制御機器として機能し、段ボールシートの温度や水分率を測定するセンサー、AIを搭載したコンピューター、そして機械制御装置が一体となっています。

この装置の特長は、さまざまな種類の紙に対して最適な機械設定を自動で作成できる点です。従来は熟練オペレーターが経験に基づいて調整する必要がありましたが、熟練者の引退や人手不足が問題視されている中で、AIがその役割を代替する形で技術継承が期待されています。

反りの問題とその影響



段ボールシートの反りは、製造プロセス全般に影響を及ぼします。反ったシートは製函機の中で詰まりやすく、これが段ボールの品質不良や生産性の低下を引き起こす可能性があります。特に、国内市場では多品種・小ロットのニーズが高まっているため、今後の生産体制の見直しが急務とされていました。

AIによるデータ蓄積と機械設定



MHI-MSの新装置では、AIが各種データを自動で収集・蓄積し、紙ごとの最適な設定値を学習する仕組みが採用されています。これによって、反りが発生しない段ボールシートを初めから生産することが可能になりました。これにより、段ボール箱の多品種・小ロット生産もスムーズに行えるようになります。

MHI-MSのこれまでの実績と未来



MHI-MSは、コルゲートマシンの第一号機を1956年に納入して以来、300台以上を国内外に提供してきました。これらの技術と経験を生かし、今後も高性能な製品の開発を続け、国内外の市場ニーズに応えていく方針です。

この新たな反り制御装置は、段ボール製造業界における企業の競争力強化につながることが期待されており、MHI-MSの技術革新が業界全体に新たな風を吹き込むことでしょう。


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会社情報

会社名
三菱重工業株式会社
住所
東京都千代田区丸の内三丁目2番3号丸の内二重橋ビル
電話番号
03-6275-6200

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