DAIZエンジニアリングの挑戦
2024-01-25 15:30:02
DAIZエンジニアリングがオランダで新しい食品技術センターを展開
DAIZエンジニアリングとNIZOの新たな提携
2024年1月23日、オランダのエーデで「DAIZエンジニアリングヨーロッパ発芽フードテックセンター」の開所式が行われました。この式典には日本の駐オランダ大使やエーデ市長、関係者が参加し、両社の新たな協業のスタートを祝いました。
DAIZエンジニアリングとNIZO Food Researchの提携は、食品業界における技術革新を目指したものです。オランダは、農産物輸出額で世界第2位を誇り、1500社以上の食品関連企業が集まる「フードバレー」と呼ばれる地域に位置しています。このクラスター内での異業種連携や研究開発は、今後の食品産業に大きな影響を与えることでしょう。
NIZO Food Researchについて
NIZOは、食品と健康のイノベーションのために75年以上の歴史を持つ受託研究機関で、世界的に有名です。同社は、食品業界における安全性や健康に関する研究を推進し、専門的なノウハウを活かして企業の製品開発をサポートしています。特にオープンアクセス型の食品グレード実験プラントを運営し、多様な試験を実施しています。
DAIZエンジニアリングの取り組み
DAIZエンジニアリングは、植物性代替食品の開発を進めているフードテックベンチャーで、その技術の中心となるのが「落合式ハイプレッシャー法」です。この技術を使って、豆類や麦類、ナッツ類の発芽を促進し、栄養価を引き出すことで、新たな食品素材の開発を試みています。DAIZは、機能性と栄養の両面から、持続可能で環境に優しい食生活を実現することを目指します。
新しいセンターの役割
DAIZエンジニアリングヨーロッパ発芽フードテックセンターでは、培った技術をもとに、様々な植物性蛋白質の評価を行い、研究の成果を基にした新しい食品原料の開発を行います。NIZOの専門家との連携によって、効率的かつ持続可能な食品開発が実現可能になると期待されています。
また、DAIZエンジニアリングは、オランダ政府が推進する産官学共同プロジェクトにも参加し、食品メーカーとのコラボレーションを通じて、たんぱく質不足といった世界的な課題の解決に貢献することを目指しています。
未来への展望
今回の提携は、グローバルな食品業界におけるDAIZエンジニアリングのプレゼンスを確立する重要なステップです。食品業界の革新が進む中、DAIZとNIZOが共に挑む新たなプロジェクトが、食の未来をより良いものへと変えていくことでしょう。今後の展開から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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DAIZエンジニアリング株式会社
- 住所
- 東京都千代田区麹町3-2-4麹町HFビル4F
- 電話番号
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