医療通訳サービスを活用した母子保健活動
2025年3月26日(水)、オンラインで「医療通訳サービスを活用した母子保健活動」に関するイベントが開催されます。このイベントでは、様々な言語で情報提供を行う医療通訳サービスを活用し、外国人母子への質の高い支援を強化する方法について、参加者が意見を交換する機会が設けられています。
背景と目的
日本は、SDGsに向けた取り組みが進む中、乳幼児死亡率や妊産婦死亡率が世界的に見て非常に低い国です。しかし、東京都内に住む外国人母子は、言葉の壁や文化の違いから、十分に母子保健サービスを利用できていない現状があります。このような状況に対処するため、特に2021年4月から東京都内の4区を中心に、シェアが医療通訳の活用を進めるプロジェクトをスタートさせました。
プロジェクトの展開
シェアは、医療通訳サービスを利用した母子保健活動を展開するため、保健医療福祉従事者との連携を強化し、イベントや勉強会を通じて情報共有を促進しています。2024年4月からは、対象を東京都内の10区に拡大予定で、現場の課題や取り組み状況を把握しながら、外国人母子への支援の質を向上させることを目指しています。
イベント内容
今回のオンラインイベントでは、2名の保健師がスピーカーとして参加し、自治体の現場での取り組みや外国人母子支援に関する実際の報告を行います。参加者は、彼女たちの経験をもとにした気づきを聞くことで、今後の支援活動に役立てることができるでしょう。また、モデレーターには山本裕子氏が参加し、議論をスムーズに進行します。
詳細な開催概要
- - 日時: 2025年3月26日(水)18:30~20:00(18:15入室可能)
- - 会場: オンライン(ウェビナー形式、参加申し込み後に詳細が送られます)
申し込み方法
参加希望者は、事前に申し込みを行う必要があります。詳細は(認定)NPO法人シェアの公式ウェブサイトから確認できます。特に、外国人母子支援に関心のある方々には、是非参加をお勧めします。
シェアとは?
シェアは1983年に設立された国際保健NGOで、すべての人々に健康で平和な世界を提供するために活動しています。カンボジアや東ティモール、日本国内での医療支援、及び母子保健活動を通じて、地域社会の健康を体現することを目指しています。
お問い合わせ
問い合わせ先は、シェア在日外国人支援事業部の山本、松尾が担当しています。詳細な情報は、電話またはメールでの問い合わせが可能です。
このイベントを通じて、母子保健サービスの向上が進み、未来に向けた多様な支援の形が見えてくることでしょう。ぜひ、一緒にこの重要な課題について考え、意見を交わす場に参加してみてください。