トラック輸送省エネ化推進事業の導入補助が始動！物流効率化を目指す

2023年7月4日、国土交通省が発表したところによると、トラック事業者と荷主が協力し合って物流全体を効率化するための「トラック輸送省エネ化推進事業」の導入補助が開始されることが明らかになりました。本事業は、トラック輸送におけるエネルギー消費の削減を狙いとしたもので、特にトラック輸送業界のエネルギー消費量は、運輸部門全体の約40％を占めているため、効果的な取り組みが求められています。

この新しい施策により、トラック事業者は輸送効率化を図るために必要なシステムや車両を導入することができ、その経費の一部が補助されることになります。具体的には、車両動態管理システムや予約受付システムなどの導入が対象となります。また、ダブル連結トラックやスワップボディコンテナ車両の導入も支援の対象です。

国土交通省は、トラック事業者の単独の取り組みには限界があり、荷主との連携が重要だと指摘しています。この共同の取り組みを通じて、効率化と省エネ化を加速させることを目指しています。実際には、事業者と荷主が連携し、実証実験を行いながらエネルギー消費削減の効果を計測することとなります。

この補助制度は、2023年7月4日（金）から申請の受付が開始され、初回の公募は7月14日（月）まで、その後も7月28日（月）から8月8日（金）にかけて2次公募が実施される予定です。申請書は、専用のホームページからダウンロードでき、指定期間内にアップロードする必要があります。

補助事業を通じてトラック輸送のさらなる省エネ化を実現し、エネルギーを有効に活用していくための取り組みが期待されています。このような政策は、環境問題の改善にも寄与するものと考えられており、多くの事業者がこの機会を利用して、効率的で環境に優しい物流の実現を目指してくれることを願っています。また、詳細な情報は、トラック輸送省エネ化推進事業事務局のホームページにも掲載される予定で、興味のあるトラック事業者や荷主は確認してみることをおすすめします。その中には、パシフィックコンサルタンツ株式会社及びパシフィックリプロサービスが協同で行う施策についても詳しい情報がまとめられています。