日本のコンテンツを世界に届けるプロジェクト
株式会社エイシスが展開している二次元コンテンツの販売プラットフォーム『DLsite』。その中で、注目を集めているのが翻訳サービス『みんなで翻訳』です。このサービスは、クリエイターと翻訳者をつなぐ橋渡しをすることで、日本のコンテンツを正規に翻訳し、海外のユーザーに届けることを目的としています。サービス開始からわずか3年で、翻訳作品数は25,000点を超え、累計売上は驚異の15億円を突破しました。
『みんなで翻訳』とは?
『みんなで翻訳』は、海外で販売したいと考えるクリエイターと、その作品を翻訳したい翻訳者の両者を支援するサービスです。翻訳された作品は、DLsiteが厳正に審査し、販売の準備を整えます。その後、発生した売上はクリエイターと翻訳者でシェアされる仕組みです。
サービス成長の背景
日本のコンテンツが国内外で人気を博している中、特に二次元コンテンツに対する需要は年々高まっています。『DLsite』の会員数は1,300万人を超え、外国語ユーザーも増加しています。これに伴い、翻訳作品への需要も急増。実際、翻訳された作品の97%は購入されており、クリエイターも翻訳者も成果を実感しています。
多言語への対応
2023年には、新たにフランス語やドイツ語を加えた全14言語に対応。これにより、世界中のさまざまなユーザーが日本のコンテンツを楽しめるチャンスが拡大しています。また、翻訳者は1万人以上が登録しており、今後も増加する見込みです。このような素晴らしい成長が実現したのは、クリエイター、翻訳者、そしてユーザーの協力があってこそ。お互いの想いが合致した結果が、成功につながっています。
ユーザーの声とクリエイターの思い
『みんなで翻訳』の担当者は、サービスの成り立ちについて言及しました。「クリエイターから無断翻訳の悩みを聞き、それに対する解決策を求める声が多くありました。翻訳者も、海賊版作品に反対する気持ちが強く、クリエイターの作品をリスペクトする姿勢が共鳴し合っています」と説明しています。このような強い想いが、できるだけ多くの作品を世界に届ける力となっています。
今後の展望
『みんなで翻訳』は個人クリエイターの作品に加え、出版社の作品も受け入れる予定です。さらなる作品の国際展開を図っており、より多くの著者や出版社に対する支援を強化していく方針です。海外進出を考えているクリエイターや出版社は、ぜひ問い合わせをしてみてください。詳細なサービス案内を通じて、新たな市場へのチャンスを広げるお手伝いが期待できます。
まとめ
日本のコンテンツを世界へと広げる『みんなで翻訳』は、その成長を続けており、今後もクリエイター、翻訳者、ユーザーの三者が幸せを感じられる社会の実現に貢献していくことでしょう。このサービスを通じて、日本の素晴らしい文化が国際的に広がることを心から期待しています。