噛むことがスポーツパフォーマンスを向上させる！ロッテの取り組み

パフォーマンス向上を目指す！ロッテの口腔健康セミナーとガムトレ

今年1月23日、東京歯科大学の武田友孝客員教授を招き、千葉ロッテマリーンズの新入団選手たちに対し、画期的な口腔健康セミナーが実施されました。これはロッテが展開する「噛むスポプロジェクト」の一環で、選手たちは「噛むこと」が身体に与える影響を学ぶ貴重な機会となりました。

噛む力とスポーツパフォーマンスの関係性

様々な研究によって、噛むことがスポーツパフォーマンスに良い影響を及ぼすことが分かっています。噛むことで筋肉が瞬時に活発になり、ジャンプ力や集中力、判断力を高める効果があるとされています。そんな噛むことの重要性を選手たちは実際に体感し、これからのトレーニングにどう活かせるかを考えるための講義が行われました。

専門家による直接指導

武田教授は、噛む力と身体機能との関連性に焦点を当て、特に野球においての咀嚼筋の重要性を解説しました。「噛む力がバッティングやその他のプレーにおいて、瞬間的なパワーを発揮するためには欠かせない」とその重要性を強調しました。講義中、真剣にメモを取る選手たちの姿が印象的でした。

噛むチカラ測定

セミナーの中でも特に注目されたのが、「噛むチカラ測定」です。この測定では、選手たちの咬合バランスや咬合力を確認し、身体のバランスを保つために重要な要素を可視化しました。測定機器「Oramo-bf」を使い、選手たちは自分の噛む力を理解し、トレーニングに生かすことが期待されます。最も咬合力が強かった選手は2012Nを記録し、その結果に会場は驚きの声で満ちました。

マリーンズ専用トレーニングガム

セミナーの最後には、マリーンズのロゴを施した特別なトレーニングガムが選手たちに配布されました。このガムはアスリート専用に設計されており、噛み応えを維持しつつ、メンタル面や口の渇き対策にも配慮した特性を持っています。選手たちはトレーニング中や試合前に噛むことで、スポーツパフォーマンスの向上を図ることが可能です。

噛むスポプロジェクトとは？

ロッテが展開する「噛むスポプロジェクト」は「噛むこと」の重要性を広め、アスリートから一般の人々まで広範な支持を受けています。このプロジェクトでは、研究や情報発信を通じて、様々な活動を行いながらより多くの人に「噛むこと」の知識を届けようとしています。特に、パフォーマンス向上を目指すスポーツ選手においては、その効果が期待されています。

新入団の選手たちが自らの噛むチカラを理解し、これからのトレーニングに活かしていくことで、彼らのパフォーマンス向上につながることを心から願っています。スポーツと「噛むこと」のつながりを実感することで、彼らの成長と活躍が楽しみです。