吉富町が描く新しい高齢者支援の未来
福岡県築上郡に位置する吉富町は、3人に1人が65歳以上の高齢者という特異な人口構成を抱えています。この高齢化の進展に伴い、吉富町は新たな挑戦を始めました。米国カリフォルニア州シリコンバレーに本社を置くLiveFreely社と連携し、AIとデジタルヘルス技術を用いて、「健康まちづくり」への一歩を踏み出すことになったのです。
連携協定締結の背景
2026年8月19日、吉富町住民福祉センター「ひだまり」で、花畑明町長とLiveFreely社の関係者が参加する中、連携協定の締結式が行われました。この協定はLiveFreely社にとって、日本国内の行政機関との初の連携を実現するものであり、地域における介護予防や健康維持、自立支援を目指しています。
AI見守りプラットフォーム「BUDDY」は、Apple WatchやFitbitなどのウェアラブルデバイスと連携し、利用者の健康状態や生活パターンを分析。転倒リスクの予測や健康状態のモニタリングなど、日常生活を支える多彩な機能を提供します。これにより地域生活を支援し、より健やかな高齢者社会の実現を目指しています。
高齢者が自立して暮らせる地域へ
現在、吉富町には約6,500人の住民が暮らし、その中で65歳以上の高齢者は2,037人を超えています。町は「住み慣れた地域で安心して自立した生活を送る」ことを重要課題に掲げています。AI・デジタルヘルス技術はこの課題を解決するツールとして期待されています。
「Proactive Aging™」の理念のもと、LiveFreelyは高齢者が自由かつ自立した生活を送れるような環境作りに取り組んでいます。「BUDDY」はその核となるサービスであり、テクノロジーを活用して高齢者が自由で安全な生活を送る手助けをします。
実証実験の開始
実証実験は吉富町の高齢者にBUDDYを利用してもらい、その効果を検証することを目的としています。今後、この取り組みを通じて得られた知見を基に、地域における健康づくりや高齢者支援へのデジタル技術の活用をより具体化させる計画です。