レトロな魅力が蘇る!FIAT 500が電気自動車として登場

魅力的な電気自動車の誕生:『FIAT 500 ev』



名古屋にあるチンクエチェント博物館では、1957年から1975年まで製造され、今なお多くのファンを持つ旧車FIAT 500が最新の技術で生まれ変わりました。それが、『FIAT 500 ev』です。この新モデルは、イタリアの名車を現代にフィットさせるために、既存のクラシックカーを電気自動車として修復したものです。

チンクエチェント博物館の取り組み


この博物館は、FIAT 500の愛好者に向けた私設自動車博物館であり、クラシックカーの保護と保存に注力しています。これにより、古き良き時代の車を現代の生活様式に合わせて再活用しようとしています。『FIAT 500 ev』は、その一環として製品化されたもので、オリジナルのデザインを尊重しつつも、電気自動車としての新しい魅力を引き出しています。

クラシックカーの新しい運転体験


通常、クラシックカーはマニュアルトランスミッションが多く、運転には特別なスキルが要求されることが一般的ですが、『FIAT 500 ev』はオートマチック限定免許で運転が可能です。これにより、初めてクラシックカーに挑む方でも気軽に運転を楽しむことができる点が大きな魅力です。この新しいモデルは、クラシックカーのオーセンティックな魅力を保ちながらも、現代的な仕様で操作性が向上しています。

SDGsへの貢献


『FIAT 500 ev』の開発は、持続可能な開発目標であるSDGsを意識した取組みでもあります。使用されなくなった車両を再生し、長く利用可能にすることで、資源への負荷を軽減することが期待されています。ボディのデザインからも分かるように、チンクエチェントはイタリアでは文化遺産として評価されており、その美しいフォルムにEV技術を融合させることで、新たな価値を生み出すことに成功しました。

世界中の愛好者に支持される理由


FIAT 500は、イタリアの大衆車として約367万台も製造され、今や世界中に多くの愛好者を持つクラシックカーです。特に、その可愛らしいデザインはアニメ「ルパン三世」や映画「グラン・ブルー」にも登場し、多くの人々に親しまれています。これらの作品が日本での知名度をさらに高め、FIAT 500の魅力を広めた要因となりました。

特設サイトでの情報共有


『FIAT 500 ev』の詳細は、2020年9月17日に開設された特設サイトで確認できます。このサイトには、ブランドムービーや専門家による対談動画もあり、FIAT 500 evに関する情報が豊富に揃っています。特に、モータージャーナリストやラリードライバーの方々による対談は、新旧の魅力を語る貴重なコンテンツです。

展示イベントの開催


『FIAT 500 ev』の実車展示も行われる予定です。初めてその姿を見る機会となる、名古屋のチンクエチェント博物館を皮切りに、京都や東京などで順次展示が行われます。これまでのFIAT 500の歴史と、電気自動車としての未来が共存する新たな一歩に、ぜひ注目してみてください。これは単なる車ではなく、文化と技術の融合を象徴する存在です。

会社情報

会社名
ソモス株式会社
住所
愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14-10
電話番号
052-871-6464

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