昭和から令和へ、東京を感じる新感覚の絵本『東京となかよくなりたくて』12月発売

新感覚の大人向け絵本『東京となかよくなりたくて』

2023年12月13日、元「日経WOMAN」編集長の藤川明日香が設立した出版社、月と文社から新たな書籍が登場します。その名も『東京となかよくなりたくて』。今回の本は、昭和から令和のJ-POPをテーマにした「エアBGM」を背景に、東京の街や季節を舞台にした全50編の短編を収めた大人向けの絵本です。解説やキャッチーなイラストが特徴で、それぞれのストーリーには対応する音楽のタイトルも揃えられており、読者は聴きながら視覚的な楽しみも味わえます。

作品の内容と構成

本書は、東京の名所や日常の風景を繊細に描くイラストレーターsatsukiによる美しいビジュアルと、本書が初めての著作となる月水花による詩的な文章が融合しています。全編に英訳が付いているため、幅広い読者が楽しむことができるのも嬉しいポイントです。

収録されているストーリーは、下北沢や渋谷、原宿、銀座、新宿、上野など、実際の東京の街の風景を背景に展開されます。上京することや社会人としての生活、人間関係の嬉しさや苦しさを優しく描写し、読者が共感できる内容となっています。特にイラストは、見る人にワクワク感を与えるような存在感で描かれています。

各編には、それぞれにマッチする昭和から令和のJ-POPやシティポップの音楽タイトルが添えられています者。読者は本書の帯のQRコードを使ってYouTube Musicでプレイリストを聴くことが可能で、まるで本を持ち歩く「プレイリスト」を携えているように、物語を体験できます。このように音楽に寄り添った形式は、読むだけでなく聴く楽しみをも提供してくれます。

レビューと反響

出版前から多くの注目を集めており、先行して読んだレビュアーからは、「ふらっと立ち寄ったお店やカフェで自分の好みと出逢うように、本作はその可能性を秘めた絵本」であるとの感想を受けています。また、編集業界関係者からは、絵と文章、BGMの組み合わせが素晴らしく、都会生活の喜びや孤独感がリアルに描かれていると高く評価されています。

様々な世代の読者に新しい発見を与え、新しい視点から東京を体感させてくれるこの本は、市場に新鮮な風を吹き込むことでしょう。読者にとって、懐かしい音楽と絵本が融合したこの作品は、記憶に残る一冊になること間違いありません。