兵庫県播磨町、BLE技術による見守りサービスで安全な街づくりの協定を締結

兵庫県播磨町と綜合警備保障の協定締結

2025年1月30日、兵庫県播磨町と綜合警備保障株式会社は、子どもや高齢者の安全を守るために新しい見守りサービスの運営に関する協定を結びました。これにより、町内の安全な環境を整え、住民が安心して過ごせる街づくりを目指します。

協定の背景

この協定は、最近の社会的な安全意識の高まりを受けての取り組みです。特に、子どもや高齢者は犯罪や事故のリスクにさらされることが多く、彼らを未然に守る仕組みの必要性が求められています。播磨町の町長、佐伯謙作氏は「このサービスを通じて、町民の皆さんに安心して生活してもらいたい」と、サービスへの期待を寄せています。

BLE検知器の活用

具体的なサービス内容として、町内250か所に設置されたBLE（Bluetooth Low Energy）検知器を利用します。家族が持つビーコントラッカーが検知器の近くを通ると、その情報がアプリやメールを通じて送信され、保護者はリアルタイムで子どもの位置を確認できます。これにより、子どもが予期しない場所に立ち寄った場合や、帰りが遅くなった場合などに、即座に把握できる仕組みとなっています。

セキュリティとプライバシーへの配慮

この見守りサービスの最大の特徴は、 BLE技術に独自のセキュリティを導入している点です。一般的なBLEの脆弱性を解消し、情報漏洩のリスクを大幅に低減しています。これにより、利用者は安心してサービスを活用できる環境が整います。福島区に本社を置く株式会社ミマモルメは、長年にわたって「みまもり事業」のノウハウを蓄積しており、この新たな取り組みにもその経験を生かしています。