新たな運動サポート:水素含有ゼリーの効果
最近、株式会社新菱が慶應義塾大学医学部と連携して行った研究が注目を集めています。この研究は、運動時の乳酸上昇や酸素消費量の抑制において、水素含有ゼリーがどのような役割を果たすのかを検証したものです。
水素に注目
水素は、近年、細胞内の酸化ストレスを軽減し、生理機能を安定させる可能性があるとされており、その応用に関心が寄せられています。新菱では、従来の水素製品とは異なり、常温で長期間高濃度の水素を安定して保持できるゼリー技術を開発しました。これにより、携帯性と摂取効率に優れた新しい水素製品が誕生したのです。
研究の実施
調査は、慶應義塾大学医学部のスポーツ医学総合センターで実施されました。2024年5月から11月の間、健常成人を対象にした二重盲検のランダム化クロスオーバー比較試験が行われました。試験対象者は50名で、運動の前24時間、1.5時間前、そして直前に水素含有ゼリーまたはプラセボを摂取しました。運動は、嫌気性代謝閾値の120%の強度で30分間続けられ、その際の血中乳酸と酸素消費量が測定されました。
研究結果
その結果、水素含有ゼリーを摂取したグループでは、最大乳酸値が有意に低下しました(平均差 -0.8 mM、p = 0.01)。また、最大酸素摂取量も有意に低下しました(平均差 -1.2 ml/min/kg、p = 0.01)。性別による差も見られ、女性では乳酸の上昇が抑えられ、男性では酸素利用効率が向上したことが確認されました。
これらの結果は、水素含有ゼリーが運動中の代謝負荷を軽減し、筋エネルギー利用効率を高める可能性があることを示しています。
今後の展望
水素を含むゼリーの摂取が肝臓で乳酸の再利用を促進し、ミトコンドリアの機能を最適化することで、「乳酸蓄積の抑制」および「酸素利用効率の向上」が期待されます。今後は、日常生活での運動や疲労回復における効果を検証する方針です。
研究の重要性
勝俣良紀専任講師は、「今回の研究は運動生理学において非常に興味深い結果が出た」とし、水素がミトコンドリア機能を改善し、乳酸代謝を効率化する可能性を指摘しています。
企業の取り組み
株式会社新菱では、化学技術や材料開発を通じて、高濃度水素基材を美容や健康分野に応用することを目指しています。今後も科学的エビデンスに基づく製品開発を進め、信頼性のあるブランドを築いていきます。
参考文献
この記事に関連する研究の詳細は、医学系プレプリントサーバー「medRxiv」に掲載されています。論文は現在査読中ですが、公開日や詳細は公式サイトで確認できます。
論文タイトル:Effect of hydrogen-rich jelly on metabolic response during high-intensity exercise: a double-blind randomized crossover trial
公開日:2025年10月26日
URL:medRxiv