ビジョンインキュベイトがファンドをファイナルクローズ
石川県金沢市に本社を置く株式会社ビジョンインキュベイトが、約20億円という大規模な資金を集めた「VI-1号投資事業有限責任組合」のファイナルクローズを迎えました。このファンドは、北陸地方の金融機関や東京大学協創プラットフォーム開発株式会社からの出資を受けており、国立大学から生まれたスタートアップの支援を目的としています。
ファンドの背景と目的
ビジョンインキュベイトの代表取締役、松本邦夫氏は「私の夢を人と社会に」を理念に掲げ、国立大学の研究成果を社会に還元するための活動に力を入れています。本ファンドは、国立大学が創出したスタートアップのインキュベーション活動を通じて、研究成果を実社会に実装することを目指しています。現在、すでに7社に投資を行っており、その成果の実現に向けた取り組みが進められています。
出資者からの期待の声
出資者の中には、株式会社QRインベストメントや株式会社北陸銀行、今村証券株式会社、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社などがあり、それぞれがビジョンインキュベイトの活動に期待を寄せています。QRインベストメントのコメントでは、国立大学発スタートアップの創出・成長を促進する重要性が指摘され、北陸地域の成長を支援する意向が述べられました。
株式会社北陸銀行も、大学の研究から革新的なスタートアップを生むことが持続可能な成長に繋がるとの期待を寄せています。彼らは、研究成果が実社会でインパクトを持つ製品やサービスとして展開されることを願っています。
地域創生への期待
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社も、本ファンドに出資することで日本の大学発エコシステムを発展させる方針を表明しています。特に地方大学への支援を強化し、地域のエコシステムとグローバル市場との連携を促進することを目指しています。
今後の展望
ビジョンインキュベイトは今後も有望な国立大学発スタートアップへの投資を続けるとともに、2号ファンドの設立に向けた活動も進めています。松本氏は、国内外のスタートアップを支援し、新たな社会的価値を創出することを約束しています。
会社概要
ビジョンインキュベイトは、イノベーション研究棟に位置しており、設立は2023年8月。会社名には「Vision」と「Incubate」が含まれ、研究成果を社会に還元する使命を持つ企業です。ホームページは
こちら からご覧いただけます。
地域のスタートアップ支援を通じて、ビジョンインキュベイトは未来の課題解決に貢献していくことでしょう。これからの活躍に期待が高まります。