川崎市立橘高等学校の生徒が脱炭素社会実現へ挑む提案発表

川崎市立橘高等学校の生徒たちの取り組み

2023年6月23日、川崎市立橘高等学校にて、市内の企業8社を対象にした脱炭素社会やプラスチック資源循環をテーマにした生徒たちの提案発表が行われました。この取り組みは、同校が掲げるSDGsの理念に基づき、環境問題に対する理解を深め、積極的に課題解決に向けたアイデアを出すことを目的としています。

プロジェクトの背景

川崎市立橘高等学校では、生徒が自身の関心をもとに課題を設定し、探究学習を進めています。今回は2年生と3年生の542名が参加し、地元企業が直面する環境課題について調査を行いました。生徒たちは、提案を通じて、企業とのつながりを深め、持続可能な社会の実現に向けた一歩を踏み出しました。

提案内容の概要

参加した事業者は、川崎フロンターレや富士通、丸井グループなど多岐にわたり、それぞれが抱える環境関連の課題に対して、生徒たちは創造的な解決策を提供しました。例えば、マヨネーズボトルのリサイクルについては、個人からの回収では限界があるため、たこ焼き屋などの店舗と連携してボトルを集める方法が提案されました。また、SNSを通じて情報を発信し、市民に向けたワークショップを行うアイデアも紹介されました。

事業者の反応

企業側の反応も非常に前向きです。川崎フロンターレの担当者は「高校生ならではの視点で環境問題を楽しく学ぶ提案ができた」と語り、川崎未来エナジー株式会社からは「若者に良いバトンを渡すのは我々大人の責任」とのコメントがありました。生徒たちのクリエイティブな発想が、新たな社会的取り組みを生むきっかけとなるでしょう。