放送大学が海外在住者の受け入れを開始
放送大学は1983年の開校以来、学生が「いつでも・どこでも・誰もが学べる」環境を提供し続けてきました。その理念のもと、2026年4月から海外に居住するすべての国・地域の学生を受け入れる新しいプログラムをスタートさせます。これは特に近年、国際化が進む中でさまざまな人々に学びの機会を提供する重要なステップです。
海外在住者のニーズに応える
最近実施された調査によると、海外で働く日本人やその家族、日本人学校の教員、外国からの研究者など、多様な層から「学び直し」や「日本語での学習」のニーズが浮き彫りになりました。この需要を受けて、放送大学は南極地域観測隊から参加する3名の隊員を第1号の学生として迎えることを発表しました。
学びの環境を充実させる
放送大学は、初年度に科目履修生(学部レベル)や大学院の修士科目生を対象にした募集を行います。将来的には学士号や修士号、博士号の取得を希望する学生も受け入れる準備を進めています。
華やかな国際的な学びの場へ
このプログラムは、海外に居住する邦人や日本語で学びたい外国の方々にとって、学び直しやリスキリングの機会を検討するうえで非常に価値のある取り組みです。また、学びを通じたネットワーク形成にも寄与しそうです。放送大学は、質の高い教育を提供しつつ、学生一人ひとりの多様な背景やニーズに応える環境を整えています。
募集の詳細
出願期間: 2025年11月26日(水)9時~2026年2月3日(火)17時(日本時間)
出願方法: 放送大学の特設ウェブサイトにて受付
対象学生種別: 学部科目履修生、大学院修士科目生
対応国: 海外在住者に対する受け入れを行い、ただし通信環境や郵便事情により一部地域では受講できない場合もあります。
これらの取り組みが、学びを通じて新たな道を切り開くきっかけとなり、より多くの方へ教育の機会を提供できることを心から期待しています。