積水ハウスのZEH達成
2025-04-22 16:44:25

積水ハウス、戸建住宅のZEH比率が過去最高の96%を達成

積水ハウスの全方位的な脱炭素化とZEHの取り組み



積水ハウス株式会社は、2024年度の戸建住宅におけるネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の比率が96%に達し、過去最高を記録したと発表しました。これは、2020年度以降5年連続で90%を超えた結果であり、企業の持続可能な住宅開発への取り組みを強調しています。

ZEHの普及と成長



「グリーンファースト ゼロ」と名付けられたこの住宅モデルは、2013年の発売以来、累積で89,352棟が販売されています。ZEHは、住宅が自己の電力をまかなうだけでなく、余剰電力を売却することで、持続可能な生活を実現するための基盤を提供します。

特に、賃貸住宅においては「シャーメゾン」のZEH比率が77%に達し、入居者に魅力的な「入居者売電方式」の住戸を提供することで、顧客の支持を集めています。これにより、2024年度には新たにEV充電設備の採用も進められる予定です。

環境に配慮した多角的事業



積水ハウスは、戸建住宅のZEHの推進にとどまらず、賃貸住宅や分譲マンション、さらには非住宅建築物においても、脱炭素化を図る取り組みを行っています。分譲マンション「グランドメゾン」では、販売物件の全てがZEH-M Oriented以上の基準を満たしています。非住宅建築物の分野では、172棟のZEBを受注し、事務所建築向けに「グリーンファーストオフィス」を中心にしています。

環境型リフォームの進化



さらに、リフォーム部門では、太陽光発電や蓄電池の導入だけでなく、断熱性を向上させるためのさまざまな施工を提案しています。特に、LDKを中心とした部分的な断熱リフォームや開口部の断熱強化など、多様な選択肢を顧客に提供し、環境に優しい住まいの実現を目指しています。

脱炭素化に向けた目標



積水ハウスグループは、パリ協定の目指す削減目標に沿って、2030年までにCO2排出量を2013年度比で55%削減することを掲げています。2024年度においては、新築住宅等の使用時のCO2排出量が39.1%の削減を達成し、目標に向けた着実な進捗が見られます。

都市再開発における取り組み



また、都市開発事業においてもその脱炭素の取り組みは続いています。日本生命保険との共同事業によって開発された高層オフィスビル「赤坂グリーンクロス」では、環境に配慮した設計が特徴です。事業所部分では、「BELS」の5つ星および「ZEB Oriented」の認証を取得し、持続可能なオフィスビルとしての地位を確立しています。さらに、「グラングリーン大阪」においても複数の環境認証を取得し、地域における脱炭素化を進めています。

積水ハウスオーナーでんきの導入



積水ハウスが提供する「積水ハウスオーナーでんき」では、太陽光発電システムを活用し、卒FITを迎えたオーナー様における再生可能エネルギーの販売が可能です。この取り組みによって、オーナー様は業界最高水準の価格で余剰電力を売却し、同時に積水ハウスの脱炭素化活動にも貢献できます。

2024年8月には、本社所在地の新梅田シティおよび梅田スカイビルでも「積水ハウスオーナーでんき」からの電力供給が開始されます。さらには、社用車に電気自動車を採用することで、充電インフラの整備の促進も図られています。

まとめ



今後も積水ハウスグループは、持続可能な社会の実現に向けた各事業における脱炭素化の取り組みを推進し続けることでしょう。今後の動きにも注目が集まります。


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