予約業務の手間を徹底的に軽減するAI技術の導入
クラウズ・スパイス株式会社が提供する統合プラットフォーム『αリズム』は、新たに予約メールやキャンセルメールをAIで自動解析し、Salesforceにリアルタイムで反映する機能を正式にリリースしました。この新機能により、依然として多くの業界で残る手作業の煩わしさを排除するとともに、業務の見える化と効率化を実現しています。
ノーコードで実現する統合プラットフォーム
『αリズム』は、ECサイトやPOSシステム、SNS、予約モール、業務ツールとSalesforceをノーコードで統合することが可能なプラットフォームです。特に飲食、美容、宿泊、レンタカー業界では、複数の予約モールを利用することが一般化していますが、それに伴い予約情報の管理が複雑化しています。手動での予約メール確認や社内システムへの転記は、時間がかかる上にミスが発生するリスクも抱えています。
新機能の具体的な効果
新たに搭載されたAIによる予約メール自動解析エンジンは、予約メールの内容をAIが解析し、必要なデータをSalesforceに構造化して登録・更新します。この仕組みにより、メールから手作業で情報を引き出してシステムに転記する手間が省かれるとともに、キャンセルの情報も漏れなく反映されるようになります。これによって業務の流れはよりスムーズになり、顧客対応や販売管理、業務分析などをリアルタイムに行える環境が整います。
さらに、予約・販売・顧客データを一元的に管理することで、業務の負担を軽減し、見える化が進みます。特に、顧客と販売、在庫データがSalesforceで一元管理されるため、業務分析の精度が大幅に向上します。
具体的なビジネスシーンでの活用
この新機能は、様々な業種での活用が期待されています。飲食業界では、ぐるなびやTableCheckからの予約データをリアルタイムで取得し、予約管理が効率化されるほか、美容業界ではEPARKの予約データを手軽に管理できます。宿泊業界では、宿泊予約情報をSalesforceで一元的に管理し、フロント業務の効率化が図られます。また、レンタカー業界でも、Webからの予約から貸出・返却に至る一連のプロセスがスムーズに連携します。
今後の展望
今後は、予約情報の解析対象をメールだけでなく、電話やLINE、Webチャットなどへと拡大する計画もあります。また、GA4やモバイルオーダー、Slackなどの業務ツールとのさらなる連携を強化し、予約から販売、顧客管理までのプロセスをシームレスに統合することを目指しています。このような拡張によって、業務負担がさらに軽減され、顧客満足度の向上を図ります。
クラウズ・スパイスは、『日々の業務に“リズム”感を。経営の羅針盤に“ウランバ”を』というミッションのもと、企業のデジタルトランスフォーメーションを推進し、顧客のビジネスに寄与する最新のサービスを今後も提供していく予定です。