パーソルの新たな取り組み、育児パパめしレシピブックの登場
パーソルホールディングス株式会社は、男性育休推進部が開催した「育児パパめし」イベントを経て、2025年9月30日に「育児パパめしレシピブック」を公開することを発表しました。このレシピブックは、育児を通じてパパが料理に参加しやすい社会を作ることを目的としています。
「育児パパめし」とは何か?
「育児パパめし」は、パーソルグループ内の部活動の一環として、育児と料理をテーマにしたイベントです。2025年8月に行われたこのイベントには、社員とその家族を含む28名が参加し、男性パパも多く登場しました。多彩なメニューを調理し、参加者に楽しんでもらうと同時に、料理を通じた育児参加の意義を強調しました。
イベントでは、パパたちが提案したレシピは家庭で簡単に作れるものばかり。たとえば、新幹線をモチーフにしたおにぎりプレートや、色とりどりのパンケーキ、ツナコーンそうめん、栄養満点のお好み焼きといったメニューが並び、子供たちに喜ばれる工夫が盛り込まれています。また、各レシピにはパパが経験したエピソードや、家族からのフィードバックが添えられ、料理がどのように家庭のコミュニケーションを促進するかが伝わります。
さらに今回は、東京都助産師会の中村助産師からの栄養アドバイスも添えられており、料理が得意でない方でも気軽に取り組めるような内容に仕上げられています。このレシピブックを通じて、育児が日々の生活の中で自然に行われるようになることを期待しています。
育児参加を後押しする重要性
社内で実施したアンケートからは、料理に対して苦手意識を持つパパも少なからず存在することが明らかになりました。一方で、料理を手伝ってもらったママたちからは、休息時間を確保できたという声や、パパと共に食卓を囲むことで心に余裕が生まれ、思いやりが伝わるといった肯定的な意見が寄せられています。これにより、料理を通じた家庭内での育児の重要性が浮き彫りとなり、より良い家族関係の構築にも寄与しています。
男性育休推進部の活動
パーソルの男性育休推進部は、2023年12月に設立され、育児に関する悩みや知識を共有するためのコミュニティとしての役割を果たしています。部員は約40名にのぼり、関東から九州まで広がっており、オンラインでの定期的な交流を通じて、育児と仕事の両立について意見交換を行っています。さらに、育児休暇の取得を促進するためのイベントやサポーター制度を推進し、企業文化の改善を目指しています。
男性育休取得率は84.3%に達し、目標とする100%に向けて着実に向上しています。パーソルは、今後も男性が育児に参加しやすい環境作りに一層取り組む意向を示しています。
まとめ
「育児パパめしレシピブック」は、育児と料理を繋げる新たな試みとして、家庭におけるパパの役割を再認識させるものです。この取り組みが育児を特別視せず、誰もが気軽に参加できる社会の実現に向けた一歩になることを期待しています。詳しくは、パーソルの公式ウェブサイトでご覧ください。