11月16日(土)に、九州電力の上椎葉ダムにて観光放流が開催されます。このイベントでは、ダムから放流される水の迫力を間近で体験できる貴重な機会が提供されます。開催時間は午後1時30分から午後2時40分までで、特に観光客向けの放流が見どころです。放流量は総計96,000㎥に達し、これは競技用の50mプール約38杯分にも相当します。さらに、同日に行われる点検放流もあり、午前10時から午後2時40分まで水の流れを観察できるチャンスがあります。もし、天候やその他の理由で中止となる場合は、11月15日(金)12:00までに九州電力の宮崎支店の公式サイトを通じて情報が提供されるため、事前の確認が推奨されます。
今回のイベントが行われる上椎葉ダムは、1955年に建設された日本初の大規模アーチ式ダムであり、その高さは110mに達します。このダムは日本の土木技術に多大な影響を与え、近年では2019年に日本ダムアワードの「イベント賞」を受賞するなど、ダム愛好者からは「閣下」とも親しまれています。
九州電力は、このダムを観光資源として地域振興に繋げる取り組みを行っています。具体的には、ダムカードの配布やダムツアーの実施、あるいはダムに関するグッズの販売などを通じて、地域の魅力を発信しています。特に2019年に始まった観光放流イベントは、地域の特色を活かした活動の一環であり、コロナ禍の影響を乗り越え、今回で3回目を迎えます。
さらに、観光放流ではダムからの素晴らしい水の流れを楽しむだけではなく、ダム周辺で開催される「椎葉マルシェ」も楽しみの一つです。このマルシェでは、地域の特産物やダムに関連するグッズの販売が行われ、訪れる人々にとっての魅力を増しています。紅葉が美しいこの季節、ダムの雄大な自然と共に、地域の美味しいものを堪能できる絶好の機会です。
観光放流に訪れる際は、上椎葉ダムの素晴らしさを体感し、地域振興の重要性についても理解を深めることができるでしょう。目の前で展開されるダムの放流シーン、その迫力は一見の価値があります。ぜひ、家族や友人と一緒に、この特別なイベントに参加してみてください。そして、新たな発見と感動を体験されることをお勧めします。