新たな物流時代の幕開け
2025-07-10 11:50:18

日本の物流革新を目指すCLO賢人倶楽部発足の背景と意義

CLO賢人倶楽部の発足とその意義



日本発の独立系コンサルティングファーム、株式会社レイヤーズ・コンサルティングが、「CLO(Chief Logistics Officer)賢人俱楽部」を発足しました。この新たな倶楽部は、物流統括管理者を中心とした異業種からの参加者により構成され、物流業界の革新を目指すプラットフォームとなります。

発足の背景



近年、日本社会は生産年齢人口の減少という深刻な課題に直面しています。この流れは、特に物流業界において顕著であり、「物流2024問題」として広く知られるようになりました。これは、2024年度からトラックドライバーの時間外労働上限規制が適用されることによって、労働力がさらに逼迫してしまうことを示しています。この新たな規制により、物流の安定性が脅かされる恐れがあり、多くの荷主企業が対応策を講じる必要に迫られています。

政府もこの問題を重く受け止め、2023年10月には「物流革新緊急パッケージ」を発表。CLOの選任を義務付ける施策が提案され、対象となる荷主企業は約3,000社から5,000社に及ぶと見込まれています。これにより、物流管理の高度化が求められる中で、CLOとしての役割を担う経営者の活躍が期待されています。

CLO賢人倶楽部の目的と活動



CLO賢人倶楽部は、業界の枠を超えた知識と経験の交換を目指しています。初回の倶楽部は2025年7月8日に開催され、参加者は本音での意見交換を行いました。この倶楽部では、物流を経営戦略において重要な位置に置き、新たな課題解決策を共に探求していくことが狙いです。

この倶楽部のミッションは『学ぶ、交流する、創る、発信する、行動する』という5つの要素から成り立っています。具体的には、各種議論を通じて新たな役割を学び、他業種の視点を取り入れた人材ネットワークを構築、実践的なナレッジを創出し、成果を世に発信することで活用を促進していくことです。

今後の展望



CLO賢人倶楽部は年4回の開催を予定しており、運営では各回ごとにテーマを絞った講演やディスカッションが行われる予定です。これにより、持続的に業界の知恵を深めていく場を提供します。議論のテーマには「物流の可視化」や「物理的施策」、「DX施策」などが予定されています。これらは物流業界の現状や将来的な課題を考える上で欠かせないものばかりです。

倶楽部内では、会長に元文部科学大臣の盛山正仁氏を迎え、強力なリーダーシップのもと、参加企業が持つ各々の課題を解決するための知見を共有し合うことが求められます。

革新に向けて



レイヤーズ・コンサルティングが掲げる「戦う創造集団」としての理念のもと、CLO賢人倶楽部が果たす役割は、今後の日本の物流業界の未来を切り開く重要な一歩となるでしょう。参加者の皆様が共に成長し、成功を掴むための、新たな知恵を生み出す場として、今後の活動に大きな期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社レイヤーズ・コンサルティング
住所
東京都品川区上大崎3-1-1目黒セントラルスクエア14階
電話番号
03-5791-1125

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