AIドリル「すららドリル」活用上級者30名が「すらドリ・アンバサダー」に選出
株式会社すららネットは、AIを活用した学習教材「すららドリル」の導入校の先生方から、2024年度「すらドリ・アンバサダー」30名を認定したと発表しました。
「すらドリ・アンバサダー」は、「すららドリル」の活用スキルと経験を評価する制度です。学習管理画面の利用頻度や児童生徒への目標設定、目標達成に向けた工夫などを総合的に評価し、選出されます。
選出された先生方には、「すらドリ・アンバサダー」のオープンバッジが付与され、活用事例を共有することで、「すららドリル」の更なる普及を目指します。オープンバッジは、スキルや経験をデジタルで証明するもので、近年注目を集めています。
増加する小学校での導入と自治体単位での推進
今回の選出では、小学校からの選出が特に増加しました。これは、AIドリルの活用が、先生個人の取り組みから、自治体単位での推進へと移行しつつあることを示唆しています。小学校でのAIドリル導入の拡大は、今後の教育現場におけるデジタル化の進展を加速させる可能性を秘めています。
試行錯誤と工夫が凝らされた実践
すららネットの担当者は、「すらドリ・アンバサダー」に選出された先生方の取り組みについて、画一的な正解がない中で、児童生徒の学年や学習意欲、学力に合わせて創意工夫を凝らしている点に注目しています。先生方の現場経験に基づいた実践的な工夫は、AIドリルの効果的な活用方法を探る上で貴重な知見となります。
「すらら」と「すららドリル」
「すらら」は、小学校から高校までの5教科を網羅したアダプティブラーニング教材です。アニメーションキャラクターと共に学習を進めることができ、一人ひとりの理解度に合わせて学習内容が変化する点が特徴です。
「すららドリル」は、「すらら」の姉妹版として公立小中学校向けに提供されています。アダプティブなドリルと自動採点機能を備え、「すらら」と同様に個別最適な学習を実現します。
株式会社すららネット
すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念に掲げ、AIを活用した学習教材の開発・提供を行っています。「すらら」と「すららドリル」は、全国約2600校の学校や塾で活用され、42万人を超える児童生徒に利用されています。EdTechスタートアップ企業として、教育現場の課題解決に貢献しています。2017年には東証グロース市場に上場しています。
まとめ
「すらドリ・アンバサダー」の選出は、AIドリルを活用した教育現場の変革を象徴する出来事です。先生方の創意工夫と、自治体による積極的な取り組みが相まって、AIを活用した教育は今後ますます発展していくことが期待されます。すららネットの取り組みは、日本の教育におけるデジタル化推進に大きく貢献するでしょう。今後、これらの事例が広く共有されることで、他の教育機関におけるAIドリルの導入促進にもつながることが期待されます。