ドイツの腕時計ブランドチュチマ・グラスヒュッテ、新モデル「パトリア」を発表

新たな時代を刻む「パトリア」

ドイツの伝統的な腕時計ブランド、チュチマ・グラスヒュッテが新作モデル「パトリア」を発表しました。「パトリア」という名前には、故郷を意味する深い意味が込められています。故郷は単なる場所だけでなく、価値観や起源を象徴するものです。このモデルは、ブランドのアイデンティティを強く反映した存在しており、過去と未来を繋ぐ架け橋とも言えるでしょう。

概要とスペック

新しい「パトリア」は、直径41mmの小径ケースを採用し、グレード5チタンで作られています。この素材は、軽量でありながら耐傷性に優れ、理想的な肌触りを持ち、贅沢な印象を与えます。また、ダイヤルにはピラミッドパターンが施され、光の当たり方によって様々な表情を見せます。

針にはステンレススティールが使用され、手作業で研磨されています。さらに、ホワイトのスーパールミノバ塗料により、暗闇でも青色に光ります。これにより、実用性と美しさを兼ね備えたデザインに仕上がっています。

手巻きムーブメントの魅力

「パトリア」は、自社製の手巻きムーブメント「Tutima Cal.617」を搭載しています。このムーブメントは、伝統的な技法を用いて製造されており、毎時21,600振動という安定した動作を誇ります。手作業で組み立てられたこのムーブメントは、65時間のパワーリザーブを提供するため、長時間の使用にも適しています。伝統と革新が融合したこのムーブメントは、時計職人たちの誇りでもあります。

伝統への誓い

チュチマ・グラスヒュッテは、1927年に設立されて以来、数々の革新を遂げてきました。特に、1941年に発表されたパイロット用クロノグラフは、その耐久性と信頼性から高い評価を受けました。組織自体が歴史に根ざす中、今回の「パトリア」は故郷に対する愛と信頼が込められています。

このモデルの誕生は、チュチマ・グラスヒュッテが過去を敬いながらも、未来への期待を持ち続けている証です。故郷の価値観を胸に、新たな時代に挑む姿勢がしっかりと表れており、時計好きにはたまらない逸品となるでしょう。