持続可能な物流
2025-09-11 19:32:28

三協レイノスが発表した持続可能な物流ソリューションとは?

三協レイノスが目指す持続可能な物流



2025年9月、三協レイノス株式会社はアジア最大級の物流関連見本市「Logis-Tech Tokyo 2025」に参加し、持続可能な物流ソリューションに関する講演を行いました。このイベントは、日本国内外の企業が集まる重要な場であり、三協レイノスは、業界が向かう未来の方向性を示すことを目的としていました。

グリーン物流ソリューションの重要性



現在、日本のグリーン物流市場は急成長中で、2026年度から2033年度にかけて年平均成長率(CAGR)が7.57%に達すると予測されています。企業はより環境に配慮したプロセスや技術の導入を検討し、その中で三協レイノスの存在意義が一層重要になっています。この講演では、カーボンフットプリントの測定から削減策の具体例まで、日本の物流課題へのアプローチが紹介されました。

講演の内容



講演のテーマは「持続可能性と物流の融合」。三協レイノスが強調したのは、効率性と持続可能性の両立です。企業が効果的に脱炭素化を進めるためには、まずカーボンフットプリントを正確に測定する必要があります。同社は、Rhenus Logistics Air & Ocean社が提供する排出ダッシュボードを活用し、企業の炭素排出量を可視化する手法を推奨しました。

この測定ツールにより、企業は自社の輸送に伴う環境への影響を明確にし、その後、Transport Mode Optimizerなどのソフトウェアを利用して、最適な輸送手段を選定できます。輸送コストや時間、環境負荷を考慮しながら、より排出量の少ない選択肢を見つけ出すことが可能になります。

また、航空貨物向けの排出効率ツール「RHEGREEN」は、最も効率的な航空機を選定する際の助けとなります。これらの解決策は、企業が持続可能な物流活動を行う上での強力なサポートとなります。

カーボン・インセット・プログラムの導入



更に、三協レイノスはカーボン・インセット・プログラムを通じて、持続可能な燃料を輸送車両に装備する取り組みも行っています。これにより、企業はさらなる炭素排出量削減を図ることができます。

地域ニーズに応じたソリューションの提供



三協レイノスは、地域の市場ニーズを反映したカスタマイズされたソリューションを提供しており、そのためには世界的な経験を活かしています。これを支えるために、同社はEcoVadisやEcoTransIT、Smart Freight Centre、国連グローバル・コンパクトなど、国際的なパートナーシップを結び、その知見を活用して持続可能性への取り組みを強化しています。

社長のコメント



この講演を終えた三協レイノスの木曽恵子社長は、「私たちは、国際物流総合展に参加でき、持続可能な物流ソリューションを発表できたことを光栄に思っています。企業として社会的責任を果たし、地域企業のニーズを支えるために引き続き取り組みます」と述べました。

三協レイノスの概要



三協レイノス株式会社は、藤木グループの一員であり、海上・航空貨物サービスにおいてカスタマイズされたソリューションを提供しています。国土交通省から正式に認可を受け、国際貨物利用運送事業の資格を持つ同社は、世界中で30年以上の物流経験を誇ります。強力なネットワークを背景に、様々な業界向けに包括的なプロジェクト物流ソリューションを展開し、特に機械・プラント工学などの複雑なプロジェクトに注力しています。

"持続可能な物流"では三協レイノスの取り組みから、近未来の物流業界がどのように進化していくかが見えてきます。これからの物流がどのように環境に配慮した形で進展していくのか、ますますの関心が寄せられています。


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会社情報

会社名
三協レイノス株式会社
住所
東京都品川区東品川2-2-4天王洲ファーストタワービル 14階
電話番号

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