フレーベル館が誇る「しゅらみぃ」が受賞!
近年、子どもたちが安心して遊びに集中できる環境づくりが重要視されています。そんな中、株式会社フレーベル館が提供する保育施設向けのお着がえレンタルサービス「しゅらみぃ」が、第19回キッズデザイン賞において「キッズデザイン協議会会長賞」を受賞しました。この賞は、未来を担う子どもたちが安全かつ自由に育つための優れたデザインやサービスに贈られるものです。
「しゅらみぃ」とは?
「しゅらみぃ」は、必要な日数だけ必要な数のお着がえを園に届けるサービスです。子どもたちが汚れを気にせず、思い切り遊べる環境を提供します。使用後の服はまとめて返却するだけで、準備や洗濯はフレーベル館が担当するため、先生や保護者にとっての負担が大幅に軽減されます。
このサービスは、子どもが服を脱ぎ替えることで外遊びがより楽しくなるという効果もあるため、遊びの幅を広げる役割も担っています。
受賞のポイント
受賞理由としては、まず保育者や保護者にとっての衣服洗濯の手間を軽減させる点が挙げられます。この取り組みにより、子どもたちが安心して自由に遊ぶことができる環境づくりが実現されました。汚れの程度に応じた回収システムも整備され、効率的な運用が行われています。
スムーズなサービスの流れ
申し込みや納品、返却に関する事務的な煩わしさは一切なく、スムーズに利用できる点も「しゅらみぃ」の大きな特徴です。ただし、このサービスは個人契約型ではなく、園単位での利用が前提となっています。また、現在のところ関東エリアでのみサービスを提供しています。
開発の背景
「しゅらみぃ」が誕生した背景には、どろんこ遊びや絵具遊びなど、子どもたちが本来の遊びを楽しむ機会が減少している現実があります。大人が服の汚れを気にするあまり、子どもたちの自由な遊びが制限されてしまうことを防ぐため、負担を軽減するサービスの開発が必要とされました。
「しゅらみぃ」を利用することで、保育者や保護者は経済的かつ精神的な負担から解放され、子どもたちは思う存分遊ぶことができるようになります。
開発者の思い
「しゅらみぃ」の開発者は、汚れた服の「予洗い」から園の先生を解放し、子どもたちが楽しめる環境を整えることに力を入れています。子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを損なわないよう、洗濯や管理の心配を取り除くことで、園の先生がより温かく子どもたちに接することができるように願っています。ちなみに、「しゅらみぃ」という名前はドイツ語の「どろんこ遊び」に由来しています。
モニター園の反応
「しゅらみぃ」を利用した園からは、以下のような声が寄せられています。
- - 汚れていない子どもがいないほど、どろんこ遊びを思い切り楽しむことができました。
- - 「いっぱい遊んでおいで」と声をかけやすくなりました。
- - 汚れを気にしなくてよくなり、保育者の心の負担が軽減され、その分子どもと向き合う時間を増やすことができました。
キッズデザイン賞とフレーベル館の事業
キッズデザイン賞は、「子どもたちが安全に暮らす」「感性や創造性が豊かに育つ」「子どもを育てやすい社会をつくる」という目標を掲げています。2007年に創設され、子ども用に特化した製品やサービスのみならず、一般向けのものでも子育てに配慮されたデザインが評価されます。
フレーベル館は、「アンパンマン」や「ウォーリーをさがせ!」などの児童書の出版に加え、保育関連の商品や遊具、教材、さらには室内遊び施設の運営と、子どもたちの健やかな成長を支援する多角的な事業を展開しています。Taking this step with "しゅらみぃ" is a testament to their ongoing commitment to empowering children and supporting their play experiences.