カゴメ、温室効果ガス排出削減の新たな目標を設定しSBT認証を取得

カゴメが温室効果ガス排出削減目標を更新

カゴメ株式会社は、名古屋市に本社を構え、自然の恵みを生かした製品作りで知られる企業です。この度、気候変動対策を強化するため、新たな温室効果ガス（GHG）排出削減目標を策定し、国際的な気候変動イニシアチブである「SBT（Science Based Targets）」から新たな認証を受けました。これによって、同社の環境への取り組みがさらなる評価を得ることとなりました。

新たな削減目標の概要

新たに設定された削減目標は、農業などに関連する土地利用からの温室効果ガス排出量を対象とした「FLAG削減目標」です。具体的には、2030年度までに2020年度の排出量を30.3%削減することを目指しています。さらに、Scope3削減目標も引き上げられ、2030年度までに2020年度の排出量を25%減らすことを目指すとのことです。

排出量の分類について

温室効果ガス排出量は、次のように分類されています。

- Scope1：企業が自ら行う直接排出、例えば燃料の燃焼や工業プロセスなど。
- Scope2：他社から供給される電気や熱、蒸気の使用による間接排出。
- Scope3：Scope1およびScope2を除いた他社関連の間接排出。

このように、カゴメは多角的に温室効果ガスの排出を管理し、削減に向けた具体的な目標を掲げています。

気候変動への取り組み

カゴメグループは、原材料の調達において安全性を重視し、持続可能なものづくりに力を入れています。気候変動がもたらす異常気象は原料の生産地に大きな影響を与え、企業としての持続的な成長において重要な課題です。そのため、カゴメは、国際的なパリ協定の方針に則り、温室効果ガスの排出量削減活動に積極的に取り組んでいます。

目指す未来へ

今後もカゴメは、気候変動に適応しつつ、持続可能な社会を目指すための取り組みを強化していく方針です。企業としての責任を果たし、次世代に向けた環境保護活動を推進することで、地域や社会に貢献していくことを誓っています。カゴメの挑戦は、消費者や関連企業にとってもポジティブな影響をもたらすことでしょう。

このような取り組みを通じて、カゴメはより良い未来を目指し、環境にやさしいビジネスモデルを構築していくことを期待しています。