株式会社CINC CapitalがM&A仲介システムを進化
株式会社CINC(東京都港区)は、子会社のCINC Capitalが新たにM&A仲介マッチングシステム「CAMM DB」にAI-OCR機能を装備したことを発表しました。この新機能は、決算書などの各種ドキュメントを自動的に読み取り、業務の効率化を図るものです。
M&A業務の新しい道
M&A仲介業務は、企業概要書の作成や企業価値評価に多くの資料処理を伴います。これまで、企業から受け取った決算資料をもとにレポートを作成する作業には、約1.5〜2時間もの時間がかかることが一般的でした。案件の数が増えると、その作業時間はさらに膨れ上がります。こうした課題を解決するため、CINC Capitalは生成AIを活用してドキュメント読み取りの自動化に取り組んできました。
AI-OCR機能の特長
新たに導入されたAI-OCR機能は、PDF形式だけでなく、写真などの画像形式の決算書も高精度で読み取ることができます。また、必要な情報を抽出する機能も搭載しており、貸借対照表や損益計算書の重要なデータを迅速に収集可能です。さらに、この技術は手書きの文字や斜めに印刷された文書にも対応しており、幅広い応用が期待されています。
今後の展望
CINC Capitalは、今後さらなる業務効率化を進めるとともに、未上場企業のM&Aニーズの収集やマッチングシステムの拡充にも力を入れる方針です。テクノロジーとマーケティングノウハウを融合させ、顧客の利益を最大化するために、引き続き努力を重ねていきます。
このようにCINC Capitalの取り組みは、迅速かつ効率的なM&A仲介業務を実現するための一歩と言え、多くの企業にとって重要な情報収集のツールとなるでしょう。
CINCの企業概要
CINCは「マーケティングソリューションで日本を代表する会社を創る」をビジョンとし、ビッグデータを活用したWebマーケティングツールの開発やマーケティングコンサルティングを提供しています。CINC Capitalの革新的なサービスは、同社のデータ解析技術を駆使し、業界に新たな風を吹き込む存在として期待されています。
会社情報
- - 会社名: 株式会社CINC(シンク)
- - 設立: 2014年4月
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門一丁目21-19 東急虎ノ門ビル6F
- - 証券コード: 4378
- - ホームページ: CINC公式サイト