社外起業で育成
2015-11-04 08:00:01
社外起業で社員のイノベーター育成を進める新たな潮流
社外起業で社員のイノベーターを育成する新しい取り組み
最近、大手企業が「社外起業」を通じて社員のイノベーター育成に注力する動きが見られます。この新しい試みは、従来の社内だけでは経験できない事業創造のプロセスを、社員が外部の仲間と協力する中で学ぶことを目的としています。特に、三井不動産やリクルートキャリア、日本ユニシスといった企業がこの新スタイルを積極的に導入しています。
社内イノベーター育成の課題
現在、多くの企業が直面している課題の一つが、社内でのイノベーター育成です。社内業務を通じては、起業や事業創造の経験を十分に積むことが困難であるため、企業はこの問題に対する解決策を模索しています。社外起業は、企業内では得ることができない「起業家ナレッジ」を身につける有効な手段として期待されています。
「チーム・ゼロイチ」とは
「チーム・ゼロイチ」は、社員の起業家スキルを育成するための社外教育プログラムを運営しています。ここでは、いわゆる「ゼロイチ会社員」が育成されます。ゼロイチ会社員とは、企業の枠を超えて新規事業を創出できる社員のことを指します。このプログラムでは、起業家ナレッジを教える独自のカリキュラムが用意されており、参加者は社外の仲間とチームを組むことができます。これにより、気軽に事業を立ち上げる経験が積めるのです。
独自プログラムの提供
「チーム・ゼロイチ」では、起業家ナレッジを学ぶための独自プログラムがあります。このプログラムには、ゼロから事業を創出するためのスキルを30項目に定義し、定量的に評価する仕組みが導入されています。この評価は参加企業にフィードバックされ、それを元に新規事業のチーム編成に活用されます。
企業担当者からの声
導入企業の担当者は社外起業の意義についてどう考えているのでしょうか。三井不動産の村上弘さんは、「通常の不動産市場は縮小が避けられないため、今までとは異なる新しいアイデアが求められています。社員がどう行動すべきか分からない中、社外での事業創造を支援するプログラムに魅力を感じました」と述べています。
また、リクルートキャリアの上田隆志さんは、「社内では新規事業の経験者がほとんどいません。起業体験を通じて効率よく新しい事業創造のスキルを学べる点が決め手でした」と語っています。
今後の展望
「社外起業」という新しいアプローチが企業内のイノベーター育成にどう寄与していくかが期待されています。一方で、まだまだ実践が始まったばかりの取り組みであるため、今後ますます多くの企業がこのモデルを取り入れていくことが予想されます。社外のネットワークを通じて得られる新たなビジネスのインスピレーションや、仲間との協力が今後のイノベーションをどのように変化させていくのか、注目が集まります。
取材のご案内
「チーム・ゼロイチ」の活動に興味がある方は、出典として記載の連絡先までご一報ください。取材やワークショップへの参加も可能です。社員の新しい成長の姿をぜひ見に来てください。
会社情報
- 会社名
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株式会社チーム・ゼロイチ
- 住所
- 東京都中央区日本橋室町三丁目3−3CMビル6F ClipニホンバシA
- 電話番号
-
090-8466-0208