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北村圭介写真展「−１４.１°C」

写真家北村圭介の写真展が、2022年10月14日から23日まで、渋谷ヒカリエの8階CUBE 1, 2, 3で開催されています。この展覧会は、北村氏が0歳のこどもを撮影する中で感じた、まるで母親の胎内にいるかのような不思議な空間をテーマにしています。

展覧会の背景とテーマ

北村氏は、「人間のこどもは他の動物に比べて約1年早く生まれる」という事実に着目しました。そして、0歳の赤ちゃんと向き合うと、母親の胎内での時間が垣間見えると感じたのです。このような考えから、胎内の感覚を思い出させるような写真と映像で表現した作品を発表しました。

会場では、誰もがその場にいたはずなのに記憶から消えてしまっている感覚を呼び覚ますような、神秘的な空間を提供しています。私たちが一度は体験したことがあるものの、忘れかけている「胎内にいた時間」を思い出させてくれる展覧会です。観覧者は、北村氏の作品を通じて、失われた感覚や記憶を再体験することを目指しています。

作品の特徴

展覧会では、写真だけでなく映像も交えており、視覚から触覚へと広がる体験を楽しむことができます。北村氏が展開する独特の視点で捉えたこどもたちや胎内のイメージは、観る人それぞれに独自の感情や思い出を呼び起こすことでしょう。

また、会場では写真集「−１４.１°C」や「imitation」などの販売も行っています。作品を手に取って、より深く内容に迫ってみてはいかがでしょうか。

写真家のプロフィール

北村圭介は1987年、群馬県前橋市に生まれました。横浪修氏に師事し、2014年に独立。以来、キッズやファッション、広告写真を幅広く手がけ、さまざまなメディアで活躍しています。彼の写真は、どれも独自の視点で構成されており、見る人を魅了します。

今後も新たな作品を発表していくことが期待される北村氏の活動から目が離せません。この貴重な機会にぜひ、渋谷ヒカリエで彼の作品を体感してみてください。

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