中古車買取相場の動向
2025-09-30 13:54:58

中古車買取相場が高止まり!2025年9月版レポートが示す海外需要の影響とは

中古車買取相場が高止まり中!2025年9月版レポート



株式会社ファブリカホールディングスの子会社、株式会社ファブリカコミュニケーションズが運営する「車選びドットコム買取」より、2025年9月版の中古車買取相場についてのレポートが発表されました。ここでは、海外からの需要が中古車の買取相場にどのように影響を与えているのかを詳しく見ていきます。

現在の中古車買取相場の動向



2025年9月時点では、日本の中古車買取相場は昨年とほぼ同じ水準で高止まりしています。国内市場では経済の低迷により販売が伸び悩んでいるものの、海外での需要は非常に良好です。特に春先の需要期を過ぎた後である4月と5月には一時的な落ち込みが見られましたが、現在は昨年と変わらない高い水準を維持しています。

日本の中古車が人気な理由には、車検制度が関連しています。しっかりと整備された状態の車両が多いため、年式が古くても一定の品質が保たれている点が評価されています。また、日本車はその耐久性や燃費性能の良さも人気の要因です。特に、中古車市場では走行距離が10万キロ以下の車が多く、これが海外市場での安心感を提供しています。

海外需要の動向



海外における人気車種は地域ごとに異なります。中東ではトヨタ・ランドクルーザーが、アジア地域ではミニバンが、南西アジアやアフリカでは小型セダンが人気を博しています。また、スリランカでは軽自動車を含む1.5リッター以下の車が注目されており、需要は非常に多様化しています。これらの背景が、国内市場の不振を緩和し、中古車の買取相場を押し上げる一因となっています。

中古車買取の未来展望



「車選びドットコム」が行った分析によれば、今秋の中古車買取価格は過去5年内で最も高い水準に達する可能性が高いとされています。この背景には、海外での需要拡大に加え、国内における供給不足があります。特に2020年の新型コロナウイルスの影響で新車の製造が停滞したため、5年落ちの車両は相対的に少なくなりました。また、多くの国で年式による輸入制限があるため、高年式の中古車に対する需要が増え続けています。

中古車買取ランキング



「車選びドットコム」の最新のボディタイプ別中古車買取ランキングを見てみます。以下は国産車のランキング結果です。

順位 ボディタイプ 割合(%) 前月からの変動率
---------------
1位 軽自動車 30.9% +1.8%
2位 ミニバン/ワンボックス 19.6% +2.0%
3位 コンパクト/ハッチバック 15.6% -1.7%
4位 SUV/クロカン 8.7% +1.3%
5位 セダン/ハードトップ 6.7% +0.2%

軽自動車が引き続き人気を集めており、全体の30%を占めています。

輸入車も同様に人気がありますが、こちらは以下のような結果となっています。

順位 ボディタイプ 割合(%) 前月からの変動率
------------------
1位 SUV/クロカン 29.2% +7.0%
2位 セダン/ハードトップ 18.8% -1.3%
3位 コンパクト/ハッチバック 18.4% -5.3%
4位 ステーションワゴン 11.9% +2.4%
5位 クーペ 11.1% +1.3%

特に輸入車においては、クーペやステーションワゴンなどのボディタイプが上位にランクインしており、国産車とは異なるニーズが反映されています。

まとめ



今回は、中古車買取相場の最新動向についてお伝えしました。国産車・輸入車問わず、海外需要の影響を受けて中古車の価値が上昇する状況が続いています。中古車査定を考えている方にとって、今は絶好のタイミングと言えるかもしれません。これからの市場動向にも注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
株式会社ファブリカホールディングス
住所
東京都港区赤坂1丁目11-30赤坂一丁目センタービル9F
電話番号
03-5544-9102

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。