立正大学で開催される仏教文化公開講座とその魅力

立正大学で行われる仏教文化公開講座

概要

2023年10月11日、立正大学品川キャンパスにて、「仏教文化公開講座」が開催されます。このイベントは、仏教の思想や文化を広めることを目的としており、毎年多くの参加者で賑わいます。今年のテーマは、「アジアの文化遺産―『かたちあるもの』の継承をめぐって―」です。

講座の内容

第1部: 日蓮聖人御会式法要

最初のセッションでは、日蓮聖人を敬う「御会式法要」が行われます。導師を務めるのは、立正大学の学園理事長である生駒雅幸氏です。この法要は、信仰の重要性を再確認し、参加者同士のつながりを深める貴重な時間となることでしょう。

第2部: 基調講演とパネルディスカッション

第2部では、中川武氏による基調講演が予定されています。中川氏は、文化財建造物の保存修復において多くの業績を残している著名な先生です。講演内容は「アジアの文化遺産研究と保存修復活動」に関するもので、具体的な事例とともに、アジアの文化遺産の重要性について深く掘り下げていきます。

続くパネルディスカッションでは、中川氏に加えて、佐藤桂氏（武蔵野大学工学部准教授）、袋井由布子氏（中村元東方研究所専任研究員）、久保真紀子氏（立正大学仏教学部准教授）が登壇します。彼らは、それぞれの専門分野における経験を共有し、文化財の保存と地域社会との関わりについて意見を交わします。特に、現地調査を通じて得られた知見は、各地域の歴史や文化を理解する上で大変貴重です。