大学生のリアル
2025-01-16 11:50:16

令和大学生のモヤモヤ現象を浮き彫りにする調査結果とその意義

大学生のリアルな姿を示す「モヤトリアム調査」



富士通クライアントコンピューティング(FCCL)が実施した「令和大学生のモヤトリアム調査」では、全国の大学生1,000人が参加し、彼らの不安や意見が浮き彫りになりました。本記事では、調査の注目すべき結果を掘り下げていきます。

1. 大学生の忙しさと意識



調査によると、実に76.9%の大学生が「忙しさ」を感じており、その背景には多様な活動への取り組みがあります。特に「やりたいことがたくさんあり、時間が足りない」という意見が大多数を占め、忙しさの実感を裏付けています。SNSの普及に伴い、多様な価値観やライフスタイルに触れる機会が増えているため、タイパ意識も強まっています。

また、大学生が最も大切にしたいことは友人や先輩との交流や学びですが、実際にはアルバイトに多くの時間を費やす状況が明らかになりました。アルバイトを生活の重要な収入源と位置付ける声が多く、彼らの現実には理想と現実のギャップが存在します。

2. 世の中の偏見と大学生の意識



調査結果では、87.8%の学生が「大学生には偏見がある」と答えており、その内容は「大学生は暇」や「遊んでばかり」といったものでした。この偏見に違和感を感じる学生が多いことは、忙しい彼らの本来の姿を反映しています。時代の変化と共に、大学生の生活に対する理解が進んでいない一方で、現実には「遊びよりも学び」を重視する学生が半数を超えています。

さらに、古い価値観や文化についても見直しが行われており、「飲みサー」や「ぼっち授業は恥ずかしい」といった従来の考え方を否定する声が多く、若者の多様性を尊重した新たな価値観が見える結果となりました。

3. 勉学への情熱と課題



53.0%の大学生が「勉強」を重要視しており、特に94.8%は「留年せずに卒業したい」と考えています。この結果は、大学生が学業に真剣に取り組んでいる証拠ですが、同時に「なるべく後ろの席に座りたい」という意見が71.7%を占めるなど、やや消極的な面も伺えます。しかし、88.3%は「勉強に打ち込む学生を尊敬する」と答え、仲間へのリスペクトが高まっています。

4. 就職活動の現実



最近の就活の早期化やブラックインターンに対しても大学生は敏感であり、78.9%が「社会人になるために必要な経験」としつつも、多くの時間が取られていると感じています。さらに、「就活において学業はもっと評価されるべき」と考える学生が86.2%にのぼるため、学業と実践のバランスが重要な課題となっています。

5. モヤトリアムの意義



「モヤトリアム」とは、大学生たちの本音や様々なジレンマを指す言葉で、世の中からの偏見と彼らの真実の姿を結びつける重要な概念です。大学生は「人生の夏休み」と呼ばれることが多いですが、彼らの努力や苦悩は多くの人に知られていないと感じています。

この調査を通じて、FMVが掲げる「GOOD CAMPUS LIFE Project」がより多くの学生の声を社会に伝える架け橋となることを目指す意義が見えてきました。今後も大学生のリアルを大切にし、彼らの成長をサポートする活動を続けることで、より良い大学生活を築いていく必要があります。

公式サイトには、さらなる調査結果や大学生に向けたメッセージが掲載されており、ぜひご覧いただきたいです。


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会社名
富士通クライアントコンピューティング株式会社
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