電通がOpenAIとともにAIエージェントを開発
電通グループの一翼を担うdentsu Japanが、アメリカに本社を置くOpenAI社と提携し、最新の生成AI技術を駆使してマーケティング領域におけるAIエージェントの開発を進めることを発表しました。2024年4月には日本法人を設立し、本格的な活動が開始される見込みです。
この取り組みは、AI技術の進化にともない、業界からの期待が高まる中で行われます。特に、対話能力や業務効率化を実現する自律性が求められるAIエージェントの開発は、マーケティングの新たな可能性を切り開くものとされています。dentsu Japanは約150名のAIイノベーターを中心に、OpenAIが提供する「ChatGPT Enterprise」を活用し、安全性を重視したAIエージェントの開発を進めます。
このAIエージェントのプロトタイプは、2025年7月に完成予定であり、顧客のマーケティング課題の解決を目指します。このプロジェクトによって、dentsu Japanは「AI For Growth」という独自のAI戦略を掲げ、全てのマーケティング工程におけるAIの導入を進め、トランスフォーメーションを加速していく計画です。
dentsu Japanは、AIエージェントの開発だけでなく、顧客の事業成長と社会の持続的な発展に寄与することを目指しています。およそ2万3000人の従業員が一丸となり、事業全体の変革を支えるソリューションを提供しながら、その成長を支援します。要するに、dentsu Japanは人間の知識とAI技術を掛け合わせることで、クライアントに新たなビジネス価値をもたらし、社会に良い影響を及ぼすための新たなチャレンジを続けています。
このプロジェクトの完了後には、AI技術を駆使したマーケティング手法がさらに発展し、企業が持つ資源を最大限に活用できる道が開かれるでしょう。dentsu JapanとOpenAIの提携は、未来のマーケティングにとって重要なステップとなることが期待されています。