株式会社AccordX、資金調達を実施
株式会社AccordX(東京都港区、代表取締役:安井一男)はこの度、理想のフィンテックプラットフォームの実現に向け、プレシリーズAラウンドで累計2.1億円を調達したことを発表しました。リード投資家に株式会社ANOBAKAを迎え、スパークル株式会社、NES株式会社、株式会社モバイルコムといった企業も出資に名を連ねています。
資金調達の狙い
AccordXは「透明で公平な経済循環の実現」というミッションの下、飲食業をはじめとするサービス業が直面するキャンセル問題に向き合ってきました。急激な人口減少やデジタル化の遅れが課題となっている中、主にサービス業界の価値を損なわない債権回収を目指し、現場のニーズに即した支援を行っています。今回の資金調達により、キャンセル料金の請求を自動化するサービス『請求できるくん』の機能を強化し、それを基にした次世代の少額債権回収プロダクトの開発を進める予定です。
『請求できるくん』の特徴
『請求できるくん』は、キャンセルポリシーを持つ事業者がキャンセル料を自動で請求し、回収することができるデジタル請求のSaaS(Software as a Service)です。このサービスは、すでに全国の約4,000店舗で採用され、飲食業界の現場での業務負担を軽減。スタッフは本来の接客業務に専念でき、キャンセルに伴う煩雑な作業から解放されます。
利用者にとっても、従来の電話による督促に代わるストレスフリーな体験が提供され、請求から支払いまでスムーズに行えます。特に、クーポン発行機能を利用することで、請求時に顧客との関係修復につなげることもできます。
成果と展望
『請求できるくん』は酒家チェーンなどの大手から個人経営の店舗まで多くの支持を得ています。授与が始まったわずか一年で、導入店舗では月に10万円以上のキャンセル料を回収するところもあり、再来店の促進機能も大きな成果を挙げています。これからもAccordXは、キャンセル料回収の新しい基準を打ち立て、業界の革新を推進する所存です。
投資家たちの賛辞
今回の成長を支える投資家たちも、このサービスに期待を寄せています。株式会社ANOBAKAの原氏は、業界の生産性向上に寄与することを強調し、スパークル株式会社の福留氏は、このサービスが地域企業を支えるインフラに進化することを信じていると述べています。また、NES株式会社の今川氏は、AccordXが抱える課題発見と解決のアプローチに共感を示し、株式会社モバイルコムの冨永氏は、このソリューションが業界の予約キャンセル問題を根本から解決すると語っています。
代表の意気込み
AccordXの代表、安井一男氏は「透明で公平な経済循環を実現する」というミッションを持ち続け、実際の現場の声を活かすことを強調しています。これからも、信頼が循環する経済インフラを構築するために、さらなる改革を進めていきます。
企業の採用情報
現在、AccordXでは積極的に人材を募集しています。急成長中のプロダクトや組織づくりに関わり、多くのチャンスに恵まれるこの環境へ、情熱を持った仲間の参加を心よりお待ちしています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。