イトーキがLGBTQ+への取り組みで2年連続「レインボー認定」受賞
株式会社イトーキ(東京都中央区、代表取締役社長:湊 宏司)は、職場におけるLGBTQ+を含む性的マイノリティに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標」において、最高の評価である「ゴールド」を受賞しました。さらに、特に国や自治体と協力して多様性を推進する企業に贈られる「レインボー認定」も、連続で取得する快挙を成し遂げました。
PRIDE指標について
「PRIDE指標」は、LGBTQ+の人々が働きやすい環境づくりを目指し、2016年に策定された日本初の評価基準です。この指標は、以下の5つの要素から構成されています。
- - Policy(行動宣言)
- - Representation(当事者コミュニティ)
- - Inspiration(啓発活動)
- - Development(人事制度・プログラム)
- - Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)
企業や団体が、これらの要素に基づいて指定された要件をクリアすることで点数が得られ、「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」といった評価に繋がります。イトーキは、特に優れた取り組みとして「ゴールド」を取得しています。
レインボー認定の意義
「レインボー認定」は、自社だけでなく、国や自治体、NPOなどとの協働の取り組みを評価するものです。これにより、より広い視点からLGBTQ+の人々が自分らしく働ける社会の実現を目指しています。イトーキは、この理念に基づいて多様な活動を続けており、社内外への発信や啓発に力を入れています。
イトーキの取り組み
イトーキでは、LGBTQ+の支援に関して様々な施策や研修を実施しており、その一部を紹介します。
- - LGBTQ+研修の実施: 経営層向けの研修(2022年)、全社員向け研修(2023年)を行いました。これにより、全員が多様性を理解し、受け入れる文化を根付かせています。
- - アライ宣言とオリジナルマークの発表: 2022年には社内外に向けてLGBTQ+支援のアライ宣言を行い、オリジナルのアライマークを発表しました。
- - パートナーシップ制度の導入: 2023年に、事実婚や同性のパートナーに対しても法律上の配偶者と同様に福利厚生を適用する制度を導入しています。
- - アライ展示の開催: LGBTQ+賛同企業としての意義を広めるため、全国の拠点で「アライ展示」を2023年から2025年にかけて展開しています。
- - アライコミュニティの発足: 2023年には社内でLGBTQ+支援のコミュニティが発足し、ルールや文化についての意見交流を行っています。
これらの取り組みを通じて、イトーキは多様な人材が活躍できる職場環境を整えていきたいと考えています。
今後の展開
イトーキは、今後もLGBTQ+に関連する制度の拡充や研修を通じて、多様性の理解を深める努力を続けます。年齢や性別、性的指向、国籍、障害の有無に関わらず、すべての人々が活き活きと働ける環境づくりに邁進していきます。
イトーキの企業理念
1890年に創業した株式会社イトーキは、『明日の「働く」を、デザインする。』を企業使命として掲げています。オフィス家具の製造販売だけでなく、働き方コンサルティングやオフィスの空間デザイン、データ分析などを通じて、人々の働く環境を向上させようと努めています。さらに、環境に配慮した持続可能な製品開発にも力を入れ、地球に優しい社会の実現を目指しています。