消費者の健康意識
2022-11-30 12:55:18
日本消費者の健康意識とライフスタイルの障壁とは?フォンテラの調査結果
日本消費者の健康意識とライフスタイルの障壁
ニュージーランドの乳業大手であるフォンテラが新たに行った消費者健康調査では、日本の消費者が健康維持に求めるバランスの取れた食事の意識と、実際のライフスタイルとのギャップが明らかになりました。
調査の概要
この調査は、フォンテラのB2BニュートリションブランドNutianiと市場調査機関Ipsosが共同で実施し、日本国内の600人の消費者を対象に行われました。調査結果によれば、85%の消費者は健康について総合的な視点を持っており、身体的だけでなくあらゆる面にわたるウェルビーイングを重視していることがわかりました。しかし、実際に健康的な食事を取っていると答えた人はわずか48%という現実も浮かび上がりました。
健康維持の意識と実情のギャップ
調査によると、消費者の88%はバランスの取れた食事が病気を予防する上で重要であると考えていますが、実際にそのような食生活を実践できている人は少なく、26%の人は栄養機能性のある商品を使用しないと答えています。この背後には、「既存の商品に信頼を置かない」「経済的な理由から普段の食事で栄養を摂りたい」といった理由があります。
また、健康管理に取り組む上で、即座に行動できない要因として「コスト」(38%)や「教育・知識の欠如」(36%)、さらには「忙しいライフスタイル」(26%)が挙げられています。中でも、日本の消費者は時間の不足を特に大きな障壁として感じており、これは特に25歳から34歳の世代で顕著です。この年代ではキャリアや仕事のプレッシャーが大きく、健康管理よりも仕事優先の傾向が強くなっています。
ウェルビーイングの新たな優先事項
コロナウィルスは人々の生活に新たなストレスをもたらしましたが、同時に健康への配慮が高まる一因ともなりました。多くの消費者は、健康を保つための理由として「大切な人と豊かな時間を過ごすため」(37%)と「主な病気から身を守るため」(34%)を挙げています。このように、消費者の健康維持の背景には、家族や生活の質への意識が根付いていることがわかりました。
フォンテラの対応とNutianiブランドの意義
フォンテラのアクティブリビング担当ディレクターであるDan Luo氏は、消費者がシンプルで信頼性のある商品を求めていることを強調しました。このようなニーズに応えるため、Nutianiは健康とウェルビーイングに関する市場の変化に迅速に対応するソリューションを提供しています。Nutianiを通じて、フォンテラは消費者の健康への様々なニーズに応じた製品開発をサポートし、新たなビジネスチャンスを創出しています。
インサイトに基づくマーケティングの重要性
Nutianiは、消費者インサイトや市場の知識をベースにした製品開発だけでなく、マーケティングとイノベーション支援も行っています。今後のウェルネス市場において、消費者の期待に応えるための新たな戦略が求められています。
Ipsos Nutiani Consumer Wellness Research
NutianiとIpsosによるこの調査は、7カ国で実施され、合計5000人の消費者が対象となりました。このデータに基づいて、各国での健康やウェルビーイングのニーズを探る取り組みが進められています。
Nutianiについて
Nutianiは人体科学に基づいて成立したウェルビーイングニュートリションブランドです。このブランドは、高機能で科学に裏打ちされた商品を通じて、持続可能で満足感のある健康的な生活を支援しています。
会社情報
- 会社名
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フォンテラジャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区港南2-16-2太陽生命品川ビル25階
- 電話番号
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03-6737-1800