ユニバーサルクライミングハウス『Rock on The Beach』が目指す挑戦の場

子育て世代や障害者を支援する新しいクライミングハウス

この度、ユニバーサル環境を重視したクライミングハウス『Rock on The Beach』がオープンします。コンパクトな設計のこの施設は、子育て世代や障害を抱えた方たちが、安心してクライミングに挑戦できる場を提供します。年齢や性別に関係なく、多様な人々が集い、交流し合うことができることを目指しています。

施設の概要は、約85㎡の広さで、高さ8mのリード壁と4mのボルダリング壁を設置予定です。この環境で、クライミングの楽しさを通じて新たな挑戦が生まれることを期待しています。

プロジェクトの背景と立ち上げ者の思い

『Rock on The Beach』の立ち上げに至った背景として、看護師として働く濵ノ上輝さんの経験があります。彼女は60代で、長年の子育てを経て、特に息子さんの障害を持つ子育てに苦労しました。しかし、息子さんがクライミングを通じて成長し、自信を持つ姿を見て、周囲のサポートの大切さを痛感しました。

この想いを実現するために、濵ノ上さんは『Rock on The Beach』のプロジェクトに取り組んでいます。クライミングを通じて、さまざまな人々が共に成長し、笑顔で交流できる場所を提供したいと考えています。

クライミングを通じたコミュニティの形成

『Rock on The Beach』では、様々な悩みや不安を抱える方に向けて、交流の場を提供します。特に、障害を持つ方やその家族には、同じような境遇を持った仲間と出会い、自らの可能性を見いだすきっかけを提供したいとしています。また、子育て中の親たちにとっては、ストレスを解消し、安心して子育てを楽しむ場所としても機能します。

さらに、クライミングを通じて年齢を超えた交流が生まれ、シニア層の方々にも楽しみを提供することを目指しています。

安全で安心な環境づくり

この施設では、専門のスタッフが常駐し、自動巻き上げ式の命綱「オートビレイ」を設置することで、安全にクライミングを楽しめる環境を整えています。また、バリアフリー対応の多目的トイレやスロープも設けることで、すべての人にとって快適なスペースを提供します。

今後の展望

『Rock on The Beach』は、2022年2月のオープンを予定し、今後も地域に密着した活動を展開していきます。クラウドファンディングを通じて目標金額220万円を募り、このプロジェクトを実現するための資金を集めます。

この挑戦に賛同してくださる方々の支援を受け、すべての人々が気軽に挑戦できる場づくりを進めていきます。