自動運転車とマルチモーダル経路検索サービスの連携実証実験
1. プロジェクト概要
新宿副都心エリア環境改善委員会、ジョルダン株式会社、三菱電機株式会社は、2025年3月14日に国内初となる自動運転車とマルチモーダル経路検索サービスを融合したワンストップ予約の実証実験を実施します。この取り組みは、西新宿エリアの回遊性向上と利便性向上を目的としており、自動運転車の定期運行も行われます。
2. 背景と目的
西新宿エリアは立体的な都市構造が特徴で、目的地までの経路が分かりにくいという課題があります。また、回遊性のむらや賑わいの欠如も指摘されています。そのため、2019年度から自動運転車の実証実験が始まり、今年で5年目を迎えます。今年は昨年度の実績を踏まえ、降車地点を2か所から7か所へと増設し、さらなる回遊性の向上を目指します。
3. 参加企業の役割
このプロジェクトは、「西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアム」の一環として活動しており、ジョルダンは「乗換案内」アプリで経路検索を担当し、三菱電機は運行管制システムを提供します。これにより、ユーザーは自動運転車の運行と経路検索を一度に利用できるようになります。
4. ワンストップ予約について
自動運転車が運行する経路と利用者の目的地までの経路検索が一元的に行える仕組みが導入されます。これにより、ユーザーはスムーズに最適な移動手段を選択でき、予約も簡単に行えるようになります。
5. 今後の展望
本プロジェクトの経験を通じて、各種交通手段との統合を進め、MaaS(Mobility as a Service)の実現を目指します。全国規模の経路検索サービスにも統合され、利用者の利便性をさらに高めていく予定です。
6. 実証実験の詳細
実証実験は2024年11月27日から開始し、毎週水曜日に定期運行されます。これにより、利用者は地域経済の活性化に貢献しつつ、より便利な移動体験を享受できるようになります。
参考リンク
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