カラフルNIPPONの挑戦
2023-07-27 10:47:57
カラフルNIPPON、西東京市に生活介護とグループホームを開設~インクルーシブ社会の実現に向けた挑戦~
カラフルNIPPON、西東京市芝久保に新たな福祉施設を開設
東京都西東京市に拠点を置く一般社団法人カラフルNIPPONは、生活介護事業所とグループホームを新たに開設しました。この施設は、強度行動障害を持つ方々への支援を充実させることを目的に建設され、利用者、職員、家族、そして地域社会全体にとってより良い環境づくりを目指しています。
開設への想い
代表理事の平雅夫氏は、自身の教師時代の経験や、行動障害を持つ方々を取り巻く社会の現状について触れながら、開設に至った経緯を説明。単なる受け入れ施設ではなく、利用者、職員、家族が共にポジティブになれるような施設を目指していると語っています。この想いは、施設の設計や運営にも反映されています。
強度行動障害支援の現状と課題
近年、増加する障害者福祉サービス利用者のなかで、強度行動障害を持つ方の受け入れは大きな課題となっています。受け入れ拒否や不適切な対応といった問題も存在し、国も強度行動障害支援者養成研修の推進など、解決策を模索しています。カラフルNIPPONは、2030年までに同様の施設を複数開設する計画を立て、この喫緊の課題解決に貢献していく姿勢を示しています。
行政からの支援と期待
カラフルNIPPONの取り組みは、行政からも高く評価されています。元内閣総理大臣の菅直人氏をはじめ、西東京市の関係者などから多くの応援メッセージが寄せられています。これらのコメントは、カラフルNIPPONの公式ブログで確認できます。
施設設計における工夫
カラフルNIPPONの施設は、利用者の特性を考慮した設計が特徴です。
外観: 法人名にちなんだカラフルな外観は、インクルーシブな社会の実現への願いを表現しています。
玄関: 明るくポジティブな色彩で、利用者が居場所と感じられる空間を演出しています。
リビング: 洗面台をリビングに配置することで、支援者の死角を減らし、利用者の安全と見守りを実現しています。
廊下: 音を制御できる鉄扉を使用し、聴覚的な刺激による感情の揺れ動きを軽減する工夫が凝らされています。扉の色分けで、部屋の用途も分かりやすく表示されています。
回廊: 自閉症の方の特性を考慮し、自由に歩行できる空間を確保。運動プログラムにも活用されています。
中庭: 感染症対策や、利用者のリフレッシュのための空間として機能しています。
オンラインサロンによるコミュニティづくり
カラフルNIPPONは、発達障害児者を取り巻く課題を解決するため、「いっしょにあるこう~障害援助の輪を作ろう~」というオンラインサロンを開設しています。教育・支援現場、経営者、家族、当事者など、様々な立場の人々が繋がり、情報を共有し、課題解決に向けて共に歩むための場となっています。このサロンでは、「理論」と「実践」、「人」と「人」、「施設」と「施設」をつなぐことを目的としています。
採用情報
カラフルNIPPONでは、共に働く仲間を募集しています。専門的な知識・スキルを持ち、利用者への質の高い支援を提供したい方を求めています。詳細は、公式ホームページをご覧ください。
まとめ
カラフルNIPPONの取り組みは、強度行動障害を持つ方々への支援のあり方、そしてインクルーシブな社会の実現に向けて、新たな一歩を踏み出していると言えるでしょう。今後の展開にも注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人カラフルNIPPON
- 住所
- 東京都西東京市芝久保町5丁目2番5号
- 電話番号
-
042-497-5602