イタリア・バレエが万博で華やかに公演
2025年のEXPOに向けて、イタリアの文化と芸術を通じた持続可能な未来が注目されています。9月12日、大阪の萬博会場にて、イタリア・ナショナルデーの一環として、ミラノ・スカラ座アカデミーの若きバレエ団員たちが特別な舞台を披露しました。この公演は、ゴールドスポンサーであるブラッコ・グループのサポートのもと実現し、国際的な観客を魅了しました。
華やかな開幕式
公演は、大阪・関西万博「シャインハット」ホールで行われ、フレデリック・オリヴィエリが指揮するスカラ座バレエ学校の生徒たちが舞台に立ちました。彼らは、マリオ・ピストーニ振付の「道(La strada)」や、マウロ・ビゴンゼッティ振付の「ロッシーニ・カード」など、コンテンポラリーダンスの名作を披露しました。舞台には、スカラ座アカデミーに続く若手ダンサーたちが登場し、その優れた技術と芸術性を披露しました。
文化の架け橋
ブラッコ・グループの会長でありスカラ座アカデミーの創設パートナーでもあるディアナ・ブラッコ氏は、「文化には普遍的な価値があり、人々をつなぐ架け橋でもあります。この素晴らしい舞台に立てたことを光栄に思います」と語りました。観客からの熱狂的な拍手は、イタリア文化の魅力を強く印象付けました。
教育プログラムの充実
ミラノ・スカラ座アカデミーは、舞台芸術を学ぶ若者たちにとっての憧れの場です。このアカデミーでは、アーティストとしてだけでなく、技術者や経営者としても活躍できる教育プログラムを展開しています。これにより、世界中の第一線で活躍できる人材の育成を目指しています。
科学と文化の結びつき
ブラッコ・イメージング副会長のフルヴィオ・レノルディ・ブラッコ氏は、「今週は科学と文化をつなぐ橋を架ける重要な時間です」と語り、未来の医療と文化をつなげるイベントの意義を強調しました。特に、高齢化社会や持続可能な医療の必要性についての対話が促進されることが期待されます。
若手ダンサーたちへの貴重な経験
スカラ座バレエ団監督のオリヴィエリ氏も、「生徒たちがこのような国際的な場でパフォーマンスできたことは、大きな誇りです」と述べました。若いダンサーたちにとって、この日本での経験は多くの学びと成長をもたらすでしょう。
イタリア大使館での特別展
また、この公演に合わせ、在日イタリア大使館では10月13日までグラフィック展「レオナルドの目で見たミラノ」を開催中です。この展は、ルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチの足跡とミラノの文化的な遺産を称えるもので、アカデミーの若手卒業生による作品も展示されています。
レオナルド・ダ・ヴィンチが体現する芸術と科学の融合は、「メイド・イン・イタリー」の象徴として、今もなお世界中で愛されています。
最後に
イタリア・バレエの優れた公演は、文化の力を補強し、国際的な交流を促進しました。これからのEXPO2025において、こうした文化的プログラムがさらに発展することが期待されています。今後もアートや科学の橋渡しを続け、持続可能な未来への道を開いていくことが求められています。