BlueMemeとIIJが提供する新しいコードレス開発基盤
株式会社BlueMemeと株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は、新たなサービス「OutSystems Platform for IIJ GIO」の提供を発表しました。これは、コードレスのアプリケーション開発基盤であるOutSystemsをベースにしたもので、クラウド上での月額利用が可能という新しいビジネスモデルを導入しています。世界初の試みとして、これにより大規模システム開発の障壁が一つ下がることが期待されています。
OutSystems Platformとは
OutSystems Platformは、プログラミングの専門知識がなくてもアプリケーションの開発が行える画期的な開発基盤です。世界中の500以上の企業で採用されており、その最大の特徴はビジュアルモデリングを活用したアプローチです。開発者はドラッグ&ドロップの操作で簡単にアプリを設計でき、指定のソースコードが自動生成されます。これにより、開発のスピードが飛躍的に向上します。
IIJ GIOでのクラウド提供
今回発表された「OutSystems Platform for IIJ GIO」は、IIJが提供するクラウドサービス上で運用されます。顧客は高性能なインフラを自前で整備する必要がなく、アプリケーションの開発だけに集中できます。さらに、月額制を採用することで、初期投資を大幅に抑えることが可能なので、ビジネスの柔軟性が増すと言えるでしょう。また、月額料金は745,000円からの予定で、ライセンス料金やインフラのコストを含みます。
商流と今後の展開
商流としては、BlueMemeがIIJへの供給を行い、IIJはそのサービスを顧客に提供します。そして、OutSystems、BlueMeme、及びパートナー企業が協力し、アプリケーション開発のサポートを行います。IIJはこのサービスを2015年度末までに50社に導入することを目指しており、今後の展開が大いに期待されます。
各社の概要
- - BlueMeme: OutSystemsの総販売代理店として、日本国内での販売を担当しています。製品のローカライゼーションや技術サポートを行います。
- - IIJ: 日本企業で初めての商用インターネットサービスプロバイダーであり、クラウドサービスIIJ GIOを展開。8,500社以上の法人顧客を持つ実績があります。
- - OutSystems: モバイル及びウェブアプリケーションを構築するためのアプリケーション開発基盤を提供。その顧客は世界中に広がり、各業界で利用されています。
この革新的なサービスは、特にIT業界において大きな影響を及ぼすことが期待されており、今後の導入実績に注目です。