子ども読書習慣調査
2025-04-15 11:44:57

子どもたちの本への愛情、読書習慣を調査した結果とは

子どもたちの本への愛情、読書習慣を調査した結果とは



光村図書出版株式会社が実施した「第4回 子どもの「好き」に関するアンケート調査」が発表されました。この調査は、全国の小・中学生を対象に、彼らの読書習慣や本に対する好みを探るために行われました。

調査の概要


本調査は、2025年4月23日の「子ども読書の日」にちなんで、テーマを「本と読書」に設定し、全国の小・中学生500名を対象に、インターネットを介して実施されました。アンケートは2025年1月に行われ、回答者の内訳は小学生335名、中学生165名です。

子どもたちの好きな本のジャンル


調査結果によると、全体で最も人気のある本のジャンルは「物語(小説)」で、次いで「事典・図鑑」、「科学・テクノロジー」と続きます。特に小学生は「事典・図鑑」が好まれ、中学生は「物語(小説)」に強い関心を示しています。この結果は、子どもたちが科学や物語に触れることで、さまざまな興味を育んでいることを示唆しています。

読書量の実態


調査では、約30%の児童・生徒が1か月に3冊以上の本を読んでいることがわかりました。全体として62.2%の子どもが1か月に1冊以上の本を読むと回答しており、これは非常に嬉しい結果です。特に小学生は読書量が多く、7冊以上読むとの回答も11.9%に上りました。それに対し、中学生では5.5%と少なくなる傾向が見られます。

本を入手する方法


子どもたちが本を手に入れる方法については、最も多く選ばれたのが「実店舗がある書店」で55.4%、次いで「学校図書館」が53.0%でした。特に小学生は図書館からの利用が多く、中学生は書店での購入が主流です。これにより、書籍の入手先としての書店の重要性が再確認されました。

紙の書籍と電子書籍


調査の中で、紙の書籍と電子書籍についての好みも問われました。その結果、約6割の子どもが紙の書籍が好きだと答え、電子書籍の人気はわずか1割強にとどまりました。約3人に1人は電子書籍を読んだことがないと回答しており、紙の書籍の愛着が伺えます。

この調査を通じて、子どもたちが本や読書に対して非常にポジティブな態度を持っていることが浮き彫りになりました。読書習慣の形成は、将来の学びや自発的な興味を引き出す重要な要素であり、このデータが今後の教育や書籍業界にとって貴重な参考となるでしょう。

まとめ


光村図書出版の調査結果は、子どもたちの読書に対する関心が高く、自ら本を求める姿勢が見えた素晴らしい結果となりました。これにより、未来の読書環境を整えるためにどのような支援が必要か、しっかりと考えていくべきといえるでしょう。


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会社情報

会社名
光村図書出版株式会社
住所
東京都品川区上大崎 2-19-9
電話番号
03-3493-2111

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