マウザー・エレクトロニクスが新たにUltraWize電源コネクタの取り扱いを決定
半導体と電子部品におけるトレンドの最先端を行くマウザー・エレクトロニクスが、新しくMolex社のUltraWize電線対基板用電源コネクタの取り扱いを始めました。このコネクタは特にデータセンターの極めて厳しい環境に合わせて設計されており、サーバーやスイッチなどの用途で、高い信頼性を維持しながら省スペースな電力供給を実現します。
UltraWize電源コネクタの特長
マウザーが取り扱うこのUltraWize電源コネクタは、COEUR(クール)ソケット技術を用いています。この技術により、円錐形のソケットが実現され、広い導電面積が得られています。この設計によって、接触抵抗と電圧降下が大幅に減少し、発熱を抑えることができます。結果として、データセンターでの大電流供給においても安定した性能を維持することができます。
具体的には、このコネクタは最大170Aの電力を供給可能であり、スタッガードピン設計が基板上の占有スペースを減少させます。これにより、他の部品を取り付ける余地を確保し、より効率的な設計が可能となります。さらに、ケーブル側出口構造が曲げ半径を排除しており、スタックの高さも抑えることが可能です。
簡単な取り扱いと高い安全性
UltraWize電源コネクタは、ピック・アンド・プレースパッケージによるSMTリフロー対応ヘッダーを装備しており、これによって加工コストを削減し、製品の市場投入までの時間を短縮します。ポジティブロック機能を持つため、コネクタが誤って外れるリスクを軽減し、データセンターで必要とされる安定した電力供給を保証します。
さらに、この製品はUL 94V-0の難燃性評価を持っており、動作温度範囲は-40℃から125℃まで対応しています。これにより、様々な環境での使用に耐えることができるのです。
マウザーの取り組みと今後の展望
マウザー・エレクトロニクスは、グローバルな正規代理店として、最新の電子部品や半導体製品を幅広く取り揃えています。提携先のメーカーによる完全なトレーサビリティを実現し、100%認定の純正品を迅速にお届けしています。顧客の設計開発を迅速化するため、技術リソースセンターや製品データシート、アプリケーションノートといった多様な情報を提供しているのも特長です。
また、最新技術や製品、アプリケーションに関する情報は、マウザーの無料ニュースレターを通じてエンジニアに提供されています。このニュースレターは、顧客の変化するニーズに合わせたカスタマイズが可能で、他にはない恩恵を受けることができます。
最後に
マウザー・エレクトロニクスは、常にエレクトロニクスの未来を切り開く柔軟な姿勢で新たな技術革新を進めています。MolexのUltraWize電源コネクタは、データセンターの信頼性と効率を高めるための重要な一歩です。詳しくは、マウザーのウェブサイトをご覧ください。