聴覚障害者支援に向けた革新の波
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(以下、PxDT)は、茨城県と連携し、「VUEVO」と呼ばれるユニバーサルコミュニケーション支援デバイスを駆使して、聴覚障害者とのコミュニケーションの壁を打破する取り組みを進めています。この取り組みが第4回Digi田甲子園(内閣府主催)において本選に出場することが決定しました。
Digi田甲子園は、地方公共団体や民間企業などがデジタル技術を利用して地域課題を解決するためのプロジェクトを広く募集し、その中から特に優れた事例を表彰するイベントです。投票と審査を通じて、内閣総理大臣賞が決まる本選は、地域の未来を見据えた取り組みとして、ますます注目が集まっています。
VUEVOの役割と技術
「VUEVO」は、音声認識技術を用いて、聴覚障害者(職員や来庁者)とのコミュニケーションを円滑に行うためのデバイスです。特に複数人の会話が困難となる場面を想定し、情報をリアルタイムで提供することを目指しています。このシステムを導入することにより、聴覚障害者が必要とする情報保障が一層強化され、コミュニケーションの質が向上することが期待されています。
主な技術
1.
音声分離技術: 誰が何を話しているかをリアルタイムで可視化する機能。
2.
高精度音声収集: 360度全方位から音声を集音し、発話者の方向を特定します。
3.
生成AIによる要約: 会話内容を即座に要約し、情報を分かりやすく提示する機能です。
これにより、聴覚障害者が持つ情報格差を埋め、より良いコミュニケーション環境を提供することが可能になります。
投票のお願い
Digi田甲子園本選に向けた投票は2025年1月14日(火)から2月16日(日)まで実施されます。PxDTの取り組みを支援するため、ぜひ専用サイトにアクセスし、各出場者の動画と概要を確認の上、投票に参加してください。投票はお一人様につき各部門1票ずつとなります。
VUEVOについて
「VUEVO」は、ワイヤレスマイクとアプリケーションを組み合わせて、聴覚障がい者と聴者のコミュニケーションをサポートします。同時発話も誰が何を話しているのかをリアルタイムに伝えることで、情報共有をスムーズに行います。また、24の言語に対応した翻訳機能や、ChatGPTを活用した自動要約機能も搭載されており、会議の議事録作成など、幅広い場面で活用可能です。
ピクシーダストテクノロジーズのビジョン
ピクシーダストテクノロジーズは、計算機科学と波動制御技術を融合させ、人間のコミュニケーションの質を向上させる製品を展開しています。新しい技術を通じて、聴覚障害者を含むより多くの人々が情報にアクセスしやすく、円滑なコミュニケーションが実現できる社会を目指しています。
この革新的な取り組みが、多くの方々の理解と支援を得られるよう願っています。ぜひ、Digi田甲子園での投票にご参加ください。